euvicc's sphere cycloalkanique

自転車とMETALとその他雑多な物欲記録。そして大病から生還し生き残り続ける奇跡の徒然など。

何故か四十手前にして自転車趣味に目覚めてしまったある男の記録...のようなもの。

ライドの記録、買い物記録、超私的レビューみたいな駄文を書き連ねます。

2021/10、急性大動脈解離(Stanford-A型)から奇跡の生還。

以降は予後のこととかも書いたりすると思います。

【IYH】さようならTopeak、こんにちはレックマウント(プラス)

Euviccです。



標題の通り、ワタクシ遂に!Topeakのライドケースを……卒業します!!(`・ω・´)キリッ そしてその代わりとして



レックマウント



に入ります!(ザッバーン!! 何故なら、7月31日とうとう発売されたからです、これが。





やっと現れてくれました、我がGRAILさんのハンドルバー──それも"アウトフロント"にiPhoneをマウントできるCANYON純正(=Topeak強制確定)以外の手段が!! いくしかない。いくしかないでしょうこれは(`・ω・´)キリッ


いい加減Topeakに愛想が尽きかけていた

そもそもGARMINを使うずっと前から、私はバイクにスマートフォンを取り付けて走っていました。それこそ、ロードバイクを含む自転車にスマートフォンをマウントして走るなんていう習慣がまだ一部の物好き(丶丶丶)しかやっていなかった頃──2011年あたりからずっとです。そしてその頃、iPhoneロードバイクにマウントできる専用パーツを製造・販売しているメーカーなんてほとんどありませんでした。Topeakはそんな数少ないメーカーのひとつだったわけです。



4→4S→5S→6S→X→11proと、機種変のたびに新たなサイズに適合するようRideCaseも買い替え続けときには自作し、バイク側へのマウントもステムキャップからアウトフロントへ。GRAILさんをお迎えしてからはCANYON純正ライドケースマウントも導入し……今や2020年。とうとう私のiPhoneユーザー歴も10年に達しようとしています。これすなわち、RideCaseユーザー歴もほぼ10年ということに。以下はこの日記スタート時(正確には再開時)から続く私とライドケースとの闘いの記録です。


自分のblogを「ライドケース」で検索したのだけど、思った以上に量がありましたね😅 載せたリンクの最後にある通り、今の私のiPhoneケースは11pro購入当時に自作したケースのままです。もはや正確にはライドケースですらないw



3月に(やっと)発売されたRideCase for iPhone11proのでき(丶丶)半年も待たされたにも関わらず非常に悪い──デザイン的に殆ど変化がなくさらにクリアランス的に問題ありだったので、これだけ長い間愛用していた私ではあるのですが、Topeakのマウントを運用するのにはちょっと限界を感じはじめていました。そんな矢先に知ったのが件のレックマウント……正しくはレックマウントプラスであります。





国内メーカーにしてなんとロードバイクへのサイコン/スマートフォンのマウント専業という気合の入ったパーツ/アクセサリーメーカーです。……漢だな(°д°;;)



沼とは何か? 種類の異様な豊富さだった!

今回私が目をつけたのはスマートフォンマウントの"プラス"ですが、プラスのついてないブランドはもっと前からサイコンのマウントとして普及していました。





謳い文句がすごい。組み合わせ2万通りですよ!?w 一般的な(ロード)バイクのハンドルバーやステムに対応する汎用マウントだけでも、固定方法や位置で何種類ものレパートリィがあり、さらにサイコン側はデファクトスタンダードGARMINだけにとどまらずレザインやPOLAR、ブライトンなど他メーカーにも対応。さらには汎用マウントでは対応できない、自転車メーカーごとほぼ独自の一体型ハンドルバーや、非円形断面のエアロハンドルなんかにも対応した個別専用モデルも用意している(!!) そりゃあ2万通りっていうのもあながちウソじゃないでしょう。どんなユーザーの使い方にも対応するぜ!的な意気込みが感じられます。スゴイ😮



しかし、これがすなわち「」といわれる所以でもあります。一度レックマウントに手を出したら、最適なマウントスタイルを求めてユーザーは延々とオプションパーツ購入と取付試行錯誤の迷路を彷徨うことになる(らしい)のです((((;゚Д゚))))))) やべぇ。それはやべぇよ💦 しかも、ライトやカメラをマウントできるオプションも存在するため、そういうものも含めると迷路はさらに深く、広大になります。ひとつのパーツがせいぜい数千円程度ではありますが、ハマってしまえばちりつも(丶丶丶丶)です。あっという間に数万円がお財布から飛んでいくわけです。アイエエエエ!! コワイ!!



もっとも、私はそこまで深く踏み入るつもりはなくて。



今回私が手を出すのはあくまで"プラス"の方です。スマートフォンマウント専用の商品ライン。対象のスマホはご存知iPhone11pro、取付先は専用ハンドルバーの極みともいえるCANYON GRAIL(!) その取付場所はハンドルバーのアウトフロント……ここまでくるとさすがに選択肢はほぼありません。どんだけ迷路があろうと一本道です。さながら80t積みダブルストレーラーが宇部興産専用道路*1しか通れないように、冒頭に掲出したあの専用マウント以外に手はないのです。



さすがにマウントだけではどうにもならないので

マウントを換えるため、当然ながら今使っているケースは使えなくなってしまいます。それはさすがに仕方がない😟 さてここで方法は2つあって、iPhone11proユーザーである私の場合





のどちらかになります。他にもシリコン汎用ケースとかがありますが「上下股割れパンツ」方式なので却下。ちょっと迷いましたが、最初は専用ケースを使ってみることにしました。デザインがちょっとダサい(シンプル過ぎる)ので好きなケースを使える両面テープ式の汎用アダプターにもかなり惹かれたのですが、両面テープを貼り損ねて失敗するリスクもありますし、強度という意味ではやはり一体成型されたものの方が強い(はず)。



あと、ことのついでに専用アクセサリーにも手を出してみました。





うまいことやるなあ、と思いました。滑落防止リングをマウントの穴部分に付けられるように設計しているとは(°д°) 芸の細かさがメイドインジャパンクオリティって感じです。他にもランニング用やらスタンドやら車のダッシュボードにマウントする用やら、オプションアクセサリーはかなり豊富です。利用シーンをよく考えているよなあこの会社👍



ちなみに、今回導入はGRAIL用だけにしました。CXR-χ⁺⁺用のマウントはおそらく汎用のでなんとかなりそうなのですが、何もかも一括でリプレースするのは何でもそうですが危険を伴いますので😅 うまく運用に乗せられなくて切り戻し(丶丶丶丶)せにゃならんことになった場合の手間と出費を考慮した結果ですね。



着弾!【開封の儀】そして換装へ

注文したのが土曜日なので、発送は週明け、そしてその翌日火曜に納品です。はあ……国内通販ってやっぱ安心だわ😅




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CANYON専用マウント R+CANYON4

何はともあれまずは今回のIYHのキモ(丶丶)であるマウント金具から。



GRAILのステム一体型"二階建て"ハンドルバーの正式な型番は"CP01 GRAIL Cockpit"というそうですが、これに限らずCANYONの一体型ハンドルバーは下面中央に2箇所のネジ穴がついています。これだけならインテグレーテッドハンドルバー用のマウントでもなんとかなりそう(実際一直線式なので似ている)ですが、このマウントの特色は2パーツ構成になっていてスマートフォンのマウント側が少し高くなっているところです。



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この高さがミソ(丶丶)で、装着したスマホがハンドルバーの上面に少し乗っかるぐらいの位置にセットされるわけです。……わかってますねェ、レックマウントさん! 私がCANYON純正マウントで最大に気に食わなかった弱点にちゃんと対応できています。ポイント高いわ〜。



付属品としてはGoPro対応のカメラマウントアタッチメントと、シマノdi2のジャンクション取付用アタッチメントがあります。ウチのGRAILさんは確かにdi2だけどジャンクションは右ハンドルのバーエンドにあるので現状使うアテなし。




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カメラマウントもそのままでは使えませんが、ふと思いついて現在使っている汎用カメラマウントを移設したら……うん、やっぱり使えました♪ そうだ、この状態で重さってどんなもんだろう?🤔




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あっ🤭 10gも軽いじゃん。……もっとも、従来のマウントは改造によってボルトだのナットだのワッシャーだのが山ほど追加されてるので仕方のないところではあります。



あとこのマウントの特筆すべき点は角度の調節が可能ってとこですね。真ん中のネジを緩めることで接合部が可動になり角度をつけることができます。なおこのネジは左右両方にあるので注意。



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ある程度緩めるとこんな感じに動かせます。動かす際にカチッカチッと手にフィードバックがあり、どうやらラチェット⚙になっているようです。




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ここの角度をライド中に何度も変更することは普通ないはずなので、一度角度を決めたらラチェット機構+左右のネジでしっかり固定するということなのでしょうね。可動部分の存在は強度面で考えると不安材料でしかありませんが、ここまで強固に固定できるようになっていれば大丈夫だと思われます──現時点での推測、ですけどね。


iPhone11Pro専用ケース R+iPC7

次は専用ケースの方です。




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マットな質感。背面中央のマウントレール(なんて呼べばいいんだろ?🤔)を除いて非常にシンプルです。左側面にストラップを通すための穴がついています。材質は公式サイトに記載がありますがポリカーボネート+熱可塑性ポリウレタンの2層構造とのこと。素材の繋ぎ目(丶丶丶)がわからない。なかなか品質が良いです。カメラ穴部分はちゃんと枠が張り出していてちゃんとレンズをガードしてくれそうです。左側の音量スイッチは覆っているのですが、右側の電源/Siri起動ボタンは何故か剥き出しです……何故でしょうね🧐



残念なポイントは……下のスピーカー穴/Lightningコネクタ穴のところです。薄すぎる。手触りでわかるレベルの脆弱さです。なんか、プツッて切れそう😓 まあでも、値段を考えればこんなものかもしれません。いやだからこそ(今回まだ買わなかったけど)汎用アダプタがあるわけですよね。気に入ったケースに汎用アダプタでマウントを貼った方が普段使い的にも愛着が湧こうというものです。


スマホリング R+Ring

マウント穴に装着できるようになっているアクセサリーです。脱落防止のスマホリング(指を通せる金具)とは、着眼点が面白いですね。




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もちろん、こんな感じにして横置き時のスタンドにもできるわけです。ただ、私は持つ位置的に上下逆の方がしっくり(丶丶丶丶)きます。ロゴが逆さになっちゃいますが😅




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いよいよ換装!!

それではお待ちかね換装のお時間です。といっても、重量測定のために現行マウントは既に外してしまっています。あとは新しいマウントを取り付けるだけなのですが……その前に。



先ほどマウント本体の角度調整ネジの話をしましたが、いま一度これを緩め角度を2段階程度上げます。過去の日記にも書いてますが走行中の視認性をUPさせるためには画面を水平から若干ヘッドアップさせるのがmustです。ただ……少々不安要素がありまして。



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メーカーから写真を拝借しますが、装着イメージはデフォルトでこう(丶丶)です。スマホ画面が水平の状態でハンドルバーに若干重なっています。ふむ、従来より手前に来てくれるのはよいんだが、この状態で角度なんてつけられるのだろうか?🤔



やってみました。




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どうにか取り付けはできました。ただし、写真の通りマウントを目一杯前に出しています──実はメーカー非推奨だったりして。

[注意事項]
別売りのライト・カメラアダプターにより装着可能なデバイスの重量の推奨は上下全体で 300g 程度です
(凸凹の一切無い舗装された路面で計測)※最短使用時
本製品を前方側にスライドしないで下さい。ステム側の一番短くなる状態で使用して下さい(最短状態)


だそうですorz ……て、てやんでェべーろィ!! こちとらいつだって自己責任でぃ! そもそもコレ付けてダート/グラベル走るって時点で、どういう結果になろうとそんなもん覚悟の上じゃ(°д°#)ゴルァ!!



それでは、この状態でケースを装着してみましょう。iPhoneも一緒だと写真が撮れないのでとりあえずケースのみで。




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イケた(°д°) かなりギリギリですが、どうにかイケてます!\(^o^)/ せっかくなのでアクションカムHDR-AS300も装備させちゃいましょう。



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うん、イイカンジじゃあないですか(((o(^∇^)o))) マウント位置が若干手前になった分、このままだと給電用のLightningケーブルがちょっとだけ余るため長さを調整して取り付けは完了ってところかな? コネクタ開口部が位置的にかなりキワドい感じなのでケーブルが挿せるか不安ではあるが、一応これで出来上がりです!! ……それにしても、推奨300g程度っていうのはどこからどこまでなんでしょうね? だってそもそもiPhone自体がいい重さすてますし、それにアクションカムを合わせたら軽く400g近くいくんですけど?😅



当然、試走するでしょ!!

ということで、届いたその日の夜に早速ひとっ走り行ってきました。





正直走りすぎた感あるw マウントの調子をみるだけなら精々20〜30km程度で充分だったのですが。スタートが20時半あたりで夜風が気持ち良かったもので、ちょっとタガが外れちゃいましたネ😎



マウントの調子は良好。実際良い。従来のCANYON純正魔改造ライドケースマウントよりもはるかにしっかりと固定されています。アクションカムが吊り下がった状態ですが、段差を含む路面の振動に影響されるたわみ(丶丶丶)的な振動もないし、安定感ハンパねえ😲 ……よく考えてみれば当たり前で、魔改造マウントはトピークのマウントレール部底上げのために30mmのボルトが1本入っていて、iPhoneの荷重はつまるところそのボルト1本にかかっていたわけです。そりゃあ振動で揺れるし、負荷が限界を超えれば折れちゃいますよね(ボルトが折れた話は以前の日記に書いております)。



角度調整のヒンジ部分もしっかり固定されビクともしません。振動で勝手に下を向いてしまう……な〜んてこともNothing!! 素晴らしいですね♪ もちろん、この辺の強度は一度グラベルを走ってみないとまだ絶対に安心とまでは言えませんが。



45°回転でしっかり固定するマウントユニットもイイカンジです。斜めから真っ直ぐにした際にレバーが発する「カチッ」という音も良い。当然の話ですがレバーを押さない限り全く動きません。慣れの問題だとは思うのですが、嵌める時にマウントユニットとマウント穴がなかなか合わせられないのがちょっとだけ難儀……ここはまあそのうちなんとかなるでしょう😅



しかしながら、やはり百点満点💯というわけにはいきませんでした。半分自分のせいではありますがw 角度をつけてiPhoneを装着していることがたたって、給電用のLightningケーブルがなかなか挿せないのです(´・ω・`) これはケーブルレイアウトだとかそういう次元の問題ではありません。このマウントの装着位置的にどうしてもそうなってしまうのです。……だからこそ、メーカー非推奨を承知で前にスライドさせ、少しでも隙間を空けようとしたのですけどね〜😓



考え得る対抗策は……

  • コネクタ部がもっと小さい(≒長くない)Lightningケーブルを用意する
  • 市販のケースに汎用アダプタを貼る(マウント穴位置を少しオフセットするここ重要!!)


順当に考えて確実なのはやはり後者でしょう。専用ケース単体で考えると、デザイン/色/質感/防禦力(≒耐衝撃性能)、どれもちょっと至らない残念さがありますし。そもそもスマホアクセサリ(ケース)専業メーカーのものと比べちゃいけないんですよ😥



ということで、この話にはまだ続編がある見込みです。汎用アダプタを使った自作ケースのDIYと、運用テスト。それだけじゃなく、CXR-χ⁺⁺向けのマウントも用意してあげる必要が──おおっと!それだけじゃ済まなかった💦 Bianchi号のマウントも替えてやらなきゃダメじゃないですか!😰 う〜ん、やっぱりレックマウントはなのか(苦笑)



本日は以上です。

*1:全長31.94kmの「日本一長い私道」です☝️