euvicc's sphere cycloalkanique

自転車とMETALとその他雑多な物欲記録。そして大病から生還し生き残り続ける奇跡の徒然など。

何故か四十手前にして自転車趣味に目覚めてしまったある男の記録...のようなもの。

ライドの記録、買い物記録、超私的レビューみたいな駄文を書き連ねます。

2021/10、急性大動脈解離(Stanford-A型)から奇跡の生還。

以降は予後のこととかも書いたりすると思います。

【IYH】Shimanoの"隠し玉"に手を出してみた。

Euviccです。


ある日、こんなツイートを目にしたのでした。



ウホッ! GRAILに……Dura-Ace!!(°∀°)アヒャ まあ「レース仕様」を謳うのですから最上位グレードを使うのは当然の話か。でも基本コンポはGRX di2みたいですね。デュラに差し替えてあるのはフロントのチェーンリングだけかな?🧐 ──んっ?



件のツイートから1枚拝借。黄色く囲みましたが、見たこともない前三角バッグを使ってるようです。なにこれ? ちょっと良さげなんだけど、それってドチラのブランドざ〜ますの奥様ァ?🥰(←錯乱)

パターン青! Shimanoです!

気になった私は画像をビャーッ(丶丶丶丶)*1してよく見てみたのですが、小さい画像をどんだけ拡大してもバッグに書かれたブランド名とかロゴとかがわかるわけでもなく、結局判明しませんでした😞

レース仕様のパーツチョイスにももちろん興味はあるが、一番気になってるのは前三角のバッグ。どこのメーカーの何使ってるんだろう?🤔
"色み"的にはアピデュラっぽいのだけど……


なんとはなしにこんなことを呟い(ツイートし)ていたワタクシですが、ありがたいことにすぐ疑問は解消しました。ツイッタランドの集合知スゴイ。文殊智慧どころの話じゃあないですね。リプで教えて下さった方、ありがとうございます🙇‍♂️ 正体はコレでした。


Shimano PRO Discover Compact Framepack Bag


シマノか! シマノだったか!(°д°;;) あ〜、でも考えてみれば当然か。IRCシマノから機材提供を受けてるんですものね。ならば他のメーカーの商品を使うことは基本あり得ない。よし!わかった! ところでスペックはどんなもんなんだろう?


問題なのはそこでした。なんせ商品情報が全く見つからないんですよ──少なくとも日本語では(´ω`) そういえばDiscoverシリーズって、去年のサイクルモード2019でグラベル用コンポGRXとともに大々的に展示/宣伝ぶってなかったっけ?🤔 それなのになんで日本語情報がないんだろう? ……ああ、そうか私の探し方が悪かったのか。



なんなの? このわかりにくいサイト?(^ω^#)ビキビキ ↑の埋め込みは英語で表示されていますが中身は日本語です。ていうか、このサイトってシマノの本家じゃなくてグローバル部門か米国法人あたりが作ってるな?🧐 サイトをひととおり見て感じる違和感──うん、日本語がおかしい。あからさまに翻訳だなあコレ。商品とかコンセプトの紹介、その書き口が日本っぽくないもん。まあいいや、とにかくここからさっきのバッグを見つけて──ん? 無いよ!?(°д°;;)ガーン


サイトのメニューからアクセサリーのページに飛んで、さらに"BAGS"のリンクを開いてようやく開いたページに載っていた商品のラインナップは

  • Discover Toptube Bag
  • Discover Framebag Bag (←表記おかしいけど本当にこう書いてある)
  • Discover Seatpost Bag
  • Discover Handlebar Bag


……どういうことです?💢 私が求める"Compact Framepack Bag"ってヤツが無いじゃないですか!😡👊


仕方なく英語情報を探します。すると同じPROのサイト(英語版)であっけなく見つかりました😅



商品名の下に何か書いてあります。

EXPANDING BAG LINE UP FOR BIKE ADVENTURERS

Google翻訳ではなく最近精度の高さで(ニワカ)に注目度急上昇のDeepLにかけてみると……

自転車冒険家のためのバッグのラインアップを拡大


あー、ようやく理解した。追加ラインナップなんですね!つまり新商品!かつ日本未発表製品ということなのか。道理で道理で……って、じゃあ日本じゃ買えないの!?😱

国内で売ってないなら、ガイツー使えばいいじゃない
by マリー・(海外通h)anトワネット


まあそういうことになりますよね(苦笑) 別にたいして急いでいるわけでもなし。それにしても、今回の某首無し王妃様はさすがにちょっと無理があったかな?w 検索して見つかったガイツーをいくつか見比べたのち、コチラでポチりました。



商品名が微妙に違いますけど、モノは同じみたいです。あとは念のため支払い方法をPayPalにして──ポチっとな\(^o^)/


……さぁ〜て、気長に待つとしますか😎

ついに納品! やりましょう【開封の儀】

4月14日、ようやく「出荷したぜ( • ̀ω•́ )✧ドヤァ」みたいなメールが届きました。PostNL、つまりオランダ郵便ですね。んでもってJPつまり日本郵政経由で届く模様。既に絶賛こたつワーク中なので配達を受け取り損ねる心配もなし。気楽にゆっくり待ちます。


で、さらに1週間後。



無事到着!\(^o^)/ タグに書いてある商品名がさらに(丶丶丶)違うのはなんででしょうね? まーいっか。では早速開封のg──ていうほどのことでもないですねコレ? 別に説明書とかあるわけでもないので、商品タグ🏷をはずせばもうおしまいです😅 早速GRAILさんに装備させ、今使っているdeuterのとどれぐらい違うか比較してみました。




あー、なんていうか、ぴたっと(丶丶丶丶)してますね。現行のdeuterは特にダウンチューブ側の方に隙間があいています。あと、シマノの方はファスナーが前方に向かって(丶丶丶丶丶丶丶)閉じます。これはちょっと有難い。あまりやりませんが、走行中にバッグ内にアクセスする際は当たり前の話ですがノールック、指先の感覚だけで行いますから、この方が楽だったりします。deuterのバッグで地味に気に入らないところだったのですよね〜、このファスナー方向って。


一方、ぴたっとしてるのはよいけどサイズ面はちょっと気になります。deuterのより明らかにサイズが大きいですし、そうなるとダウンチューブのボトルが間違いなく引っかかる(´・ω・`) 念のためダメ元で試してみますか──



はい、アウト_| ̄|○ 予想通り、いや予想以上でしたね。全然ダメ……っつーか、deuter以上にダメです😭 なんでだよぅ。CANYONのツイートに貼ってある写真の方だとキレイに収まってんじゃん!😤 私が使っているCamelBak®︎のポディウムシリーズは確かに容量に比してサイズ大きめ(チルとかアイスは保冷素材のせいでどうしてもそうなる)ではあるけど、件の写真で使われてるボトルだってサイズ的に特別小さいものじゃなさそうだし?

シマノIRCからのパーツ供給を受け、レース仕様のセットアップを実現。フレームサイズはM…

フレームサイズはM……だと? あちゃー😣 私のフレームサイズはSですよ!? なんてこったい。そもそもの前三角のスペースが違うんじゃないですか(°д°;;)ガーン


その後、ボトルケージをオフセットするパーツなどを買い足して試行錯誤してみましたがどうやってもダメ(丶丶丶丶丶丶丶丶)でした😓 はあ……もうしょうがないですよね。諦めるしかない。諦めて、割り切って使うか、あるいはお蔵入り(丶丶丶丶)にするか。抜け駆け先討ちは(つわもの)の華、無能な部下を処断するのも指揮者の華、そして買ってみたはいいが結局使えず人柱に終わるのもIYHerの華ではありますが、さすがにこの段階で「使えぬ」と断じるのは尚早ですよね。てゆうかまだこのバッグの詳細仕様を調べてもいないじゃないですか😅

もうちょっと調べる&運用テスト

ということで、あらためてこのバッグを調べてみます。これまでに載せた写真でもうお分かりかと思いますが、このバッグ実は左右両方にファスナーがあります。



右側がメインでこういう感じ。deuterみたく大きく開くようにはなっていませんが、ファスナー全開でここまで開くなら悪くないかな。



そして左側。こちらも開く!……けど、こちらはミニポケットみたいな感じですね。何を収納すればいいんだろう?🤔 ちょっと使い所に迷います。






妙なところに穴がありました。幅としては左の写真の通り指が1本通せる程度。当初縫製ミスを疑いましたがそうではなく、右の写真の通りケーブルとかを通すための隙間みたいです。外側の生地が上から被さるようになっていて穴が下向きに開いているのは、おそらく雨滴など水を浸入させないための工夫だと思われます。ただこの位置……微妙だなあ?🧐 しかし、この穴を使えば例の加工はやらなくて済みます。いや〜このバッグであれ(丶丶)やっちゃうの、生地の厚みとか色々考えると難易度高そうだったんですよね😅


ということで、現行のバッグでやっているのと同様にケーブルを3本*2通し、バラけないようにちょっとした小技をきかせて……こうなります。



月めくり卓上カレンダーの"軸"がまだ残っててよかった。これでぐっと"ザク度"が高まりますw ハンドルバー上のワニ口クリップがちょっとみっともない(丶丶丶丶丶丶)ですが、ケーブル3本だとどうしてもこうせざるを得ない*3のです💦 それと



この加工も現行deuterバッグでやってるのと同じものです。中でモバイルバッテリーが揺れないようにマジックテープで間仕切りを増設。中でケーブルの余りがぐちゃぐちゃってなるのでキレイにまとめられるような加工も施したいけどそこは今後の課題ということで。では試運転に出てみることにしましょう。だだだ誰ですか不要不急の外出とか言ってる人は?😅



ライド内容自体に特筆すべきものはないので、主にバッグ運用に主眼をおいての感想です。この日はアホみたいに暑くなりまさかの30℃超え。暑さと坂には殊の外弱いワタクシ*4ですので当然ダブルボトル(`・ω・´)キリッ しかしここで予想していた通りの状況に陥ります。


ダウンチューブ側のボトルが
deuterのよりさらに出し入れしにくい


あああああ……やっぱりねー( ´△`) そんな気はしてたんですよ。deuterの方は生地が薄い分型崩れしないように底にプラ板が仕込んであります。一方、シマノの方は生地こそもっと分厚い(防水仕様ゆえ)けどプラ板は入っていないので底が柔らかい。ボトルを引き抜く時はまだいいけど、しまう=ケージに挿し込む際はちょっと難ありです。ぐにゃっと曲がってしまう😓


まあしかし、この問題はもう解決のしようがないので諦めて慣れるしかなさそうです。

秘密兵器登場

ところで、先日こんな商品がリリースされました。



なるほどねえ? シャワータイプリプレースメントキャップ──夏の掛け水に特化ですか。面白いこと考えるねえCamelBak。個人的にはかなり興味ある。なんせワタクシDBですから、この先の季節は頻繁に掛け水しないと簡単に死んでしまうので😵 一応、ドリンクキャップの機能も持っているようですが……写真を見る限りどうみてもおまけ(丶丶丶)ですね。ノズルがほとんど出っぱってません。ん? ノズルが出てない? ということは……!!💡!!


CAMELBAK(キャメルバック) ボトル用シャワータイプキャップ

CAMELBAK(キャメルバック) ボトル用シャワータイプキャップ

  • 発売日: 2020/05/10
  • メディア: スポーツ用品


リンクこそ載せていますが、この日記を書いている時分まだAmazonじゃ販売開始していませんでした。とりあえずポチって到着まで気長に待っていてもよかったのですが、ふと不要不急の外出ついでにショップに寄ってみたら──



うぇ〜い\(^o^)/ あったぜ!( • ̀ω•́ )✧ドヤァ さすがY'sロード池袋チャーリー。しれっと置いてるじゃないですか😎


帰宅しまして。


キャップをあらためてよく見てみます。






なるほど……レバーを一番右に回すとドリンク、真ん中でロック、左でシャワーということですね。それにしてもドリンクのノズルがめっちゃ小さい(°д°) なんていうか……ドリンクボトル絶対1本しか持たないマンみたいなヘンタイ俠気あふれるサイクリストのために、まず誰も使わないと思うけど用意しときましたよ?感がするw それに、キャップの裏側(写真右側)を見るとより一層思えるのですが、掃除がやりにくそう。いや、そもそも無理なのでは?🤔 ところで真ん中のバルブヘッド、なんかここだけ回せそうな気がするんですけどね?






おお〜😮 回せた! そして外せた!! そうか……こういう造りになっていたんですね。CamelBakの「押せば出るけど零れない」専売特許であるとともに洗浄の面倒臭さもぴかイチなJet Valve™️ですが、そのキモ部分をこうやって外せるようにして洗浄を楽にしているんですね! 進歩してるなあ。スゴイ。


しかし、私の頭上に生まれた電球💡マークはコレのせいではありません。もちろん新たな必殺技を思いついたわけでもない*5です。私の着眼点はキャップの高さ(丶丶)。せっかくなので歴代のキャップたちも含めて計測&比較してみましょう。









ご覧の通りだいぶテキトーな測り方ですので精度は全然ですが、ざっくりわかればよいのでこれで充分でしょう。結果を表にすると

ボトルキャップ 高さ[mm]
初代Podium Chill 約44.3
2代目Podium BigChill 約50.3
最新Podium Ice 約40.3
シャワータイプキャップ 約27.3


そうなのです。なんと従来のキャップのなんと半分ちょいの高さしかありません(!!) これならば……これならばきっと……!!!



orz orz orz


(°д°;;)エーッ!? コレでもダメなの!?((((;゚Д゚))))))) 試運用した時はポディウムアイスのノズル低めのボトルキャップでしたけど、アレと比較しても実測1.3cmは低いのに、それでもダメなのか……(´・ω・`)


まあ、もういいです。今度こそ諦めます。諦めて、もうこういうもんだ(丶丶丶丶丶丶丶)と思うことにします。てやんでぇコンチキショウ!!💢



かくして、Euviccの楽しい楽しいIYH & DIY、今回はものの見事に敗北という結果に終わったのでした。いいんです! シャワーヘッドはこれから間違いなく使うし、少なくともノズルが長い従来モデルよりは抜き挿しし易くなったし、冬はどうせダウンチューブ側にはツールボトルしか入れないし😤(←負け惜しみ) 私の身長があと10cm程度高くてフレームをMサイズにできていたら、そもそもこんなところで悩んだりせずに済んだのだよなあ(慨嘆)


本日は既に一本記事書いてることですし、今日はこの辺にしておこうと思います。次回外乗りの際には早速このボトルで「シャワーヘッドの威力どうよ?」を重点的にインプレしてみようかなって感じです。ではでは🙇‍♂️

*1:最近ピンチイン/アウトで拡大縮小するのをこう云うらしいです……一部の界隈ではw

*2:iPhone向けのLightningケーブルとGARMINおよびアクションカム給電用のmicro USB type-Bが2本です

*3:ステム上の自作ケーブルガイドで使ってるゴム管はせいぜいケーブル2本分程度の内径しかないため、同じゴム管を切って上から被せています。しかし被せるだけだと振動やケーブルのちょっとした動きで外れてしまう次第💧

*4:最近はペース練で登坂練習してる関係で坂の方はそこまで嫌いじゃなくなりましたけど😅

*5:最近スマホ版が出てるから『ロマサガ2』ネタだってみんなすぐ分かりますよね?ね?