Euviccでございます。
過日、AppleのAirTagをポチったことは書いたと思います。
忘れ物防止タグ……それはとても便利な反面、非常に危険なツールであるといえます。自分のものじゃなく他人の持ち物に仕込めば、それは容易にストーキングツールと化してしまうからです。
(いらすとやから画像を拝借して久々にパワポで雑コラしました。下手くそですみません💦)
実は発売前からこのリスクに対しては結構あちこちで言われています。当然でしょうね、天下のApple様がなんてもの出しやがるんだ!的なw 一方、のAppleからはこの商品がストーキングの道具として使われないようにこんなことを言っているわけです。
AirTagは、不要な追跡に使われないように設計されています。誰かのAirTagがあなたの持ち物に紛れ込んでも、あなたのiPhoneがそれを検知してアラートを表示。見つけられない場合でも、AirTagが音を鳴らし始めるので安心です。
AirTagを付けている友だちがそばにいても、電車の中でAirTagを持っている人たちに囲まれても、心配ありません。このアラートは、AirTagが持ち主から離れた時だけ有効になるからです。
これ……ホントかな???🤔 いや、さすがにウソは言わんだろうけど、なんか大事なところを
せっかく買ったのだから試してみよう
そういうことです。わからないならば試してみればよい(`・ω・´)キリッ ツレにお願いしてみたところ幸いなことに快く承諾してくれました。彼女が外出するのにあわせて私のAirTagを持っていってもらい、Appleが言っている機能がいつになったら有効になるのか確かめてやろうじゃないか、という試みであります。ツレのスマホはiPhone7なのでこの実験はうまくいくはずです。
実験①: 半日程度
ツレが我が家に遊びに来て、次の日単身でお出かけしその日のうちに我が家に戻ってくる。そんなシチュエーションがあったのでこの機を逃さず試してみます。
朝、出かける前にAirTagを渡しておきます。とりあえず財布の中に入れておくとかでいいかな。さて……どうなるか。
例のApple製「探す」アプリを起動して早速出てきたのが上の画面です。地図が暗いのはダークモードにしているからご勘弁いただくとして。それにしてもすごいな。こんなに精度高いのか😮
AirTagが位置を特定し所有者に位置情報を送ってくれる原理は
あなたのAirTagは、近くにある「探す」ネットワーク上のデバイスが検知できるように、安全なBluetooth信号を送信します。すると、信号を受け取ったデバイスは、AirTagの位置情報をiCloudに送信。あなたは「探す」アプリを開いてマップ上で確認できるというわけです。このプロセスは完全に匿名で行われ、情報は暗号化されるので、あなたのプライバシーは守られたまま。効率も良いので、バッテリー残量やデータ使用量を心配する必要はありません。
だそうです。これってつまりNintendo DS/3DSの機能であったすれちがい通信に近い、いや
位置情報は数分程度で更新されていきます。すぐに画面のマップは表示が変わりました。
更新時刻を見ると私がアプリを開く僅か1分前のことです(スクショはマスクしていますが)。ツレが出かけてから小一時間ってところでしょうか。何か警告でも通知でもなんでもいいから出ていないかツレに訊ねてみましたが返答は「な〜んも出てない」とのこと。……え? そんなんでいいの? 大丈夫なのかな?
その後数時間経って昼過ぎ、ツレは用事を終わらせウチに帰ってきました。帰ってくるタイミングは「探す」アプリが位置情報を刻一刻と更新し続けてくれているのですぐにわかります。約半日の間ですが、ツレのiPhoneが私のAirTagを検知して警告を出すとかそういうことは一切ありませんでした。(°д°;;)エーッ!? これどうゆうこと? 半日じゃ短いの? じゃあどれぐらい経ったら警告出るの? いやそもそも、Appleの言ってることって本当なのだろうか? なんだかかなり疑わしくなってきたぞ???😒
実験②: およそ1週間
検証①の結果が示すとおり、半日程度じゃダメみたいです。となると、次にこう思うのは自然なことだろうと思います。何日仕込んだらアラートが鳴るのか? 再びツレにお願いして、今度はしばらくの間持っててもらおう……と一度は思ったのですが。
どうせなら、ストーキング通知は自分が受け取るようにした方がよくないか?
そう思い至った私はAirTagのペアリングを解除し、一時的にツレのiPhoneにペアリングさせてもらうことにしました。そうすれば、AirTag自体は私が持ち歩いたまま、いうなれば私がストーキングされている状態になり、あとは私のiPhoneで
ああ……そりゃダメでしょwww AirTagはiOS14.5以降じゃないと使えないですしね。いや待てよ? そもそも検出自体できないのでは? 前回の実験、もしかして意味なかった?😨ガーン
気を取り直して。まずはツレのiOSを最新14.5.1にアップデートします。そうするとすぐAirTagは認識されたので今度こそペアリング。名前は適当につけておき……これで準備完了。ツレと会っているのは週末だけなので、1週間私はストーキング
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き、きました! 朝9:30ぐらいに我々二人は別れたわけですがそこから7時間ちょいってところですか。ついに「お前んとこに知らないAirTagおるで?」ていうのが出てきたわけです。……Apple、ウソは言ってなかったんだな(当たり前か)w
通知を長押しすると出てくるのは
とりあえずすぐ音を鳴らして探すこともできますが、そもそもどこにあるかは
左側のダイアログが表示され、そのまま「続ける」をタップすると「探す」アプリが起動して右の画面に。おいおいなんだこの赤ポチの数は!? まさか、この点の回数分私は居場所を特定されていたということ?😨
この検出ログを、この日の私の動きと対比してみましょう。
思わず↑みたく叫びたくなります。結構な精度で私の居場所がトレースされていました。すげぇなコレ😰 ちなみにStravaライドログとAirTagログで多摩川の中下流(たぶん登戸付近か)から京急蒲田付近に到達するまでが不一致になっていますが、これはきっとその間AirTagが他人のiPhoneと
さて、ストーキングを検知した対象者(=私)ができる対処法はいくつかありますが、まずはこのタグが誰のものだか調べてやることにします──って、私のものなんですけどねw さっきの私の位置情報を逐一トレースしていた画面をスワイプアップするとこんなふうになります(画像の左)。
ちなみに、せっかくなのでAirTagから音を鳴らすテストもしてみています。ちゃんと鳴りました。当たり前かw そこはさほど重要じゃなくて、下から2番目「このAirTagについての詳しい情報」をタップすると右の画面になり、この時点でAirTagが見つかっていれば、タグにピトッとiPhoneを当てることでタグのNFCチップ内情報を読み取れるのです。やってみるとリンクが表示され、タップするとブラウザが開きました。
こうなります。Appleのwebサイトを開くとこのAirTagの情報を表示してくれるわけ(画像右)ですが……わかるのはシリアル番号だけです。うん、ストーカー側のプライバシーも守ってるんですね(・∀・)ニヤニヤ 追跡をやめさせるにはやはりAirTagを物理的にOFFにするしか手がないようです。その手段はというと物理的に破壊するか電池を抜くか。電池を抜いても所有者の情報はクリアされないそうなので、電池をセットしてAirTagが生き返れば追跡は再び開始されることになります。破壊は……さすがにそれは勘弁してください💦 本来
実験③: そのまま放置してみる
検知ができること、そして検知するとどういう通知があってどんな情報が見られるのか、までは確認できました。ではこのまま放置するとどうなるか? もちろん位置情報はトレースされ続けるわけですが、通知を例えばうっかり見過ごしてしまっていた場合はどうなる?みたいなのも気になりますし、加えてもうひとつ、ネットをググってみたら出てきた記事の内容も気になりました。それがこちら。
ちょっと待て。文春オンラインてことはつまり
ちなみにAirTagは、所有者の手元を離れて3日ほど経過すると自動的に音を鳴らす機能がありますので、誰もいない場所に放置されているAirTagの音が鳴っている場合は、この機能が理由である場合もあります。音がリモートで鳴らされているのか、それとも3日経過したことで自動的に鳴っているのかは、それだけではなんとも判断できません。
3日経つと音が鳴り始める? ということは、万が一通知を見過ごしていても最悪3日でストーキングを検知&ストップできる、といえますね。よーしわかった。じゃあオジサン、AirTagさんがチリンチリン*1って哭きだすまで腰を据えて待っててやろうじゃないの(((o(^∇^)o))) 実験を始めたのは日曜の朝からだから、水曜日の朝までには何らかの反応があるはずです。
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あれ? 音が鳴るとかじゃなくまた通知がきたぞ??🧐 通知のタイミングは、午前中出社し外で昼飯を食って帰宅したその直後のことでした。どれ、詳細を確認してみます。
うわ😨 こりゃまったガッツリと位置情報がトレースされてますね💧 てゆうか、今回は家を出てからせいぜい半日程度しか経ってないぞ? せいぜい4〜5時間てとこか。どういうこと???
通知に至るまでの判定ロジックがわからなくなってしまいました。2回とも帰宅した直後に通知が出ています。家にいる(戻ってくる)っていうのも判定条件に入るのでしょうか? それとも時間積算リセットのトリガーか何か? 前日つまり日曜日、通知が出た後もそのまま夕食に行くなどして帰宅したのは20:30あたり。そこから計算すると16時間以上経つことにはなるのですが、詳細情報の
最初に所持が確認された時刻: 8:07
が気になります。我が家は幹線道路に面してはいませんが、近くの事務所に通勤する人々がちょくちょく家の前を通ります。もしかして、日付が変わると積算がリセットされ、そのあと最初にすれ違ったiPhoneがタグと通信して位置情報をサーバーに送信した瞬間からまた積算が始まるのでは?🤔 で、上記の「最初に所持が確認された」場所に戻ってくると再び通知されるようになるのかもしれない。そう考えるとなんとなく辻褄が合うのですよね。一般的に人の行動って通勤や通学のために家を出て、何時間後になるかはわかりませんが最終的には帰宅しますよね? だとすれば最初に検知された場所≒自宅と類推するというロジックが実装されていると考えてもそんなに不自然じゃない(ような気がするけどあくまで憶測です😅)。
なんにせよこれでひとつ判明したことは通知は1回きりではなく複数回出るということです。ある意味安心ですが、それだったらせめて通知音を固有のフレーズにしておいてほしかった。一般の通知と同じ音だとわかりづらいんですよ😓
ところが、私の推測は見事にハズレましたorz ↑の通知が来た日のさらに翌日のことです。
通 知 が き た
この日、天気も良くなかったのでほぼ一日中家で仕事し、ワークアウトをこなして風呂と晩飯も済ませたところで、既に夜11時を回っていましたがタバコを補充すべくコンビニまで散歩したのでした。その足でなんとなく散歩に出てそろそろ折り返そうかな〜とか思い始めた矢先のことでした。アイエエエ!! 自宅じゃないのナンデ!?
謎です。何故このタイミングで通知がきたんだ🧐 しかもこの日、通知は複数回きました。つごう3回ほど。……くそ、どういうことだ?
この日の通知をタップして詳細を出してみました。通知が届いたタイミングで黄色い矢印を書き入れています。散歩のルートが
それはそうと、3日経ちました。お昼頃。
シャリンシャリーン……
ん? なんか音がした? それもAirTagが仕込まれている小銭入れを持ち上げた時のことです。耳に近づけてみると……ああ、確かに鳴ってます。いや鳴ってるんだけど音小っさ!!!😔 しかも、せいぜい30秒程度で鳴り止んでしまいました。
正直、この音量は如何なものかって感じしますね。革の小銭入れ程度でここまで音が小さくなるの? このレベルだったら、たとえばもっと音を吸収しそうな素材で本体を包み込んでしまえば、さらにそれをバッグの奥底の方にしのばせておいたりしたらちっとも聞こえないんじゃないでしょうか。てゆうか雑音がない室内で「ん? なんか聞こえる?」程度の音量です。屋外の喧騒の中ではまず間違いなく聞こえませんってこんなの。尤も、本来の用途「忘れ物防止」のためと考えればこの程度の音量でもよいのかもしれないけど
なお、念のためもう一回鳴らしてみようと思い「探す」アプリから音を鳴らす操作をしてみましたが
おいおい、見つけられないってどういうことだよw なお、何時間かおいてちょっと近所に出るためにAirTagの入った小銭入れを持ち上げたら再び「シャリンシャリーン」と鳴りだしました(すぐ止んだけど)。その翌日も同じようなシチュエーションで鳴っています。どうも、AirTagが動いてないとダメみたいです。
結論: 確かにストーキングは検知できたが……
前章の実験②、および③の結果から、もし誰かにこっそりAirTagを仕込まれた場合、少なくとも24時間以内にストーキングの疑いを検知できるようです。ただし前提条件として、検証②では連続7.5時間、また検証③でも5時間は手元に持ち続けた=AirTagと私のiPhoneがすぐそばにある状態でした。加えて、通知のタイミングは「最初の検知場所」に戻ってきた時でした。←当初こう書いていたのですが、実験③の2日目でそれまでなんとなく感じていた規則性みたいなものが見事にひっくり返されてしまいました_| ̄|○
ここまで長々と実験してはきましたが、正直なところ「仕込まれてからどれぐらい経てばストーキングの脅威を検知できるか」を断定できておりません。なんとなく怪しいと思われるのは位置検知の回数か。だとすると最低何時間とは言い切れませんよね。あと「音を鳴らす」機能とやらですが、音量小さ過ぎだと思います。「探す」ためならともかく「ストーキング検知」の意味では対策可能なレベルの音量ですよあんなの。使い物になりません。
なんか正直、微妙な仕様だと思いました。AirTagってやっぱり有能なストーキングツールですよこれ(呆) 買った私がいうのもなんですが、こんな仕様で世に出しちゃって本当に大丈夫なの?>Apple
私自身はストーキングされるリスクなんて皆無ですが、ちょっとでもその心配がある人は今後Bluetoothを常にONにしておく必要がありそうです。自分のiPhone側でBluetoothを切っちゃってると「探す」アプリでAirTagを探せないのではないかと思われます。加えて「探す」アプリ自体も入れておいた方が良いですね。自分自身がAirTagを使う気がないにしても、悪意を持つ誰かに仕込まれた場合はそれを検知して詳細情報を見るために必要なのではないかと。え? Androidはどうするんだって? さあ……どうするんでしょうね? そこはAppleかGoogleに訊いてみてください。私はもうAndroidスマホ持ってないので確かめようがありません😅
もうひとつの使い途を考えてみる
とまあそんな感じでAirTagのストーキング検知実験は終わったのですが、その時、ふと脳裏にこの画像が浮かんできました。『ジョジョの奇妙な冒険』第1部のアレです。
そう、発想を転換しよう。↑みたいな仕様だとしたら、逆に仕込まれた側が見つけるのはまあまあ先ということになる。イコールかなり長期間追跡できるということじゃないですか。3日経つと音が鳴り始めるのでリミットは3日ですがちょっとした工夫で音量は如何様にもできそうな感じ。となれば、こう考えるとこともできるのではないでしょうか。
AirTagって盗難時の追跡(≠盗難防止)にも使えそうだぞ🤔
私の所有物で最も盗難のリスクとダメージが大きいのはやっぱり自転車です。なんてったって、稼ぎのゆうに半分以上はこの趣味に突っ込んでますからね(・ω<)テヘ ということで、自転車のどこかにAirTagを仕込んでおき、万が一盗難された場合にAirTagを使ってどこに持ち去られたかをトレースできないか? その可能性を考えてみたいと思います。
現場公開されているAirTagの仕様/仕組みと今までの実験結果からすると、
- AirTagとBluetoothですれちがい通信した赤の他人のiPhoneが位置情報をAppleに送信する(仕様)
- 人とすれ違う頻度が多ければ検出結果が増える=精度が上がる/逆に誰ともすれ違わなければ位置情報送信回数自体が減り精度は下がる(これも仕様)
- ずっと近くにあるiPhone(=ストーキング対象者の所有物)から位置情報が送信され続けることはない(実験②③より)
- 位置情報検知の回数がある一定の値を超えると近くにあり続けるiPhoneに通知を出す。通知は何度でも出る(実験③からの推測)
- 自転車と歩行者の速度差程度なら通信は発生し得るが、自動車ぐらい速度差があるとすれちがい通信はできない(実験②からの推測)
- AirTagは所有者から離れると3日で音を鳴らしはじめる(仕様および実験③より)
- AirTagが音を鳴らすのは動かされたタイミング。静止したままだと何もいわない。鳴動時間は30秒未満(実験③より)
この特徴から考える限り、短時間(半日〜よくて丸一日以内)であれば盗難時の追跡ツールとして使うのは結構「あり」だと思います。その根拠は? ちなみに自転車泥棒のクソヤロウがiPhoneを持っているという前提です。
ワタクシはもちろん泥棒じゃないので素人プロファイリングの域を出ませんが、憎むべき自転車泥棒たちは盗難時どういう動き方をするか?を考えてみます。少なくとも、確実に現場から速やかに逃走するでしょう。単独犯で1台だけ盗んだのであれば盗んだ自転車にそのまま乗っていくと思われるし、一方組織的な連中──スポーツバイク専門の窃盗団みたいな?──だったら、鍵破壊後すぐさまトラックとかに積み込んで逃走って感じじゃないかと推察します。盗難の現場に戻ってくることはまずあり得ない*3んじゃないかな、きっと。
ストーキング脅威通知がもし「最初に所持が確認された場所」に戻ってきたタイミングで出るとしたら、通知でバレてしまうリスクは減ると考えられます。(←こうは言えなくなっちゃいました。) 犯人が逃げている間に仕込まれたAirTagを見つけてしまったらそれまでですが、発見されなければ最大3日間(←これもダメですね。半日…せいぜい4〜5時間がいいとこ?🤔)は盗まれた自転車の場所をこちらが探すことができるはずです。犯人の持ってるスマホがAndroidだったらさらに良いですね。現状ではAirTagが仕込まれていてもAndroidスマホだったら検知する術がなく、通知でバレるリスクは完全に消え音が鳴りだすまでの3日間は(たぶん)追跡できるはずです。
問題は犯人(たち)の移動速度と犯行現場近辺の人口密度でしょうか。位置情報の検知はたくさんのiPhoneをノードとしたメッシュネットワークの細かさに依存しているため、人が少ない=メッシュを構成するiPhoneの絶対数が減れば、検知頻度が少なくなって精度が下がってしまいます。また、犯人が自転車をトラックに積み込んで逃走したとしたらどうでしょう? 車vs歩行者では速度に差がありすぎてBluetooth通信が成立しない可能性が高く、位置情報検知の間隔はかなり開くだろうと考えられます。信号で停止した時に辛うじてチャンスがあるぐらいでしょうか。ただ実験③の2日目結果より、位置情報検出回数が多いと犯人のiPhoneですぐに通知が届いてしまう可能性があります。そのへん、精度とトレードオフってことになるのでしょうか。
残る課題はAirTagを自転車にどう仕込むかですね。目立つところにぶら下げてたりしたら台無しですw 一番見つかりにくいのはフレームの中に入れてしまうことなのですが、フレームがクロモリやアルミの場合は導電体でシールドしてしまうことになるし、奥の方に入れてしまうと電池交換の際に取り出すのが面倒です。あとしっかり固定しないと振動でカラカラカタカタ鳴ったりしそうですし、ちょっと難しいですかね? サドルバッグ等、自転車に取り付けているバッグ類に仕込んでおくのは悪くない案だと思います……少なくとも簡単に見つからないように隠せておければの話ですが。泥棒共は少なくとも犯行の際にわざわざバッグをその場に捨てて行ったりしないと思います(犯行現場に長時間いてしかも不審な動きを見咎められるようなリスクはおかさないはず)。離れた場所で処分(≒証拠隠滅)のためにバッグその他アクセサリー類を切り離すことは考えられますので、それをやられる前に見つけることができるか?がミソですね。ただ、バッグの底に仕込めば音はその分減衰されます。スポンジとプラ板で二重底とか自作してそこに仕込むとかすればかなり
シート裏に貼りつけておく、なんてのもかなり良い手に思えます。AirTagは防水*4なので雨や泥ハネは気にしなくて良さそうです。路面振動で脱落しないようしっかり固定さえできればベストかもしれません。その代わり、タグが鳴るときはバッグ底より音量が大きくてバレやすいかもです。
ただ結局のところ盗難自体は防げないのですよね。やはり大原則として盗まれないようにすることが一番ですよ。基本はやっぱり物理錠で地球ロックです。自転車を停めてその場を少しでも離れる場合は、いくら短時間であってもそれなりの強度を持つロックを使いその場から動かせない物体を通して固定すること。できれば複数使って。鉄則ですよね(`・ω・´)キリッ
もうひとつの"転ばぬ先の杖"的な意味ではこういうツールもあります。私も既に愛用中ですが
ご存知AlterLock。盗難や悪戯を仕掛けられた時に発生する振動を検知してアラート音をたててくれ、さらに機材自身がGPSアンテナで位置情報を検知してペアリングしたスマホに送信してくれます(専用アプリとサービス登録が必要ですが)。盗難防止ツールとしてはこちらの方がよっぽど有用……そりゃ当たり前ですよね、特化しているのだから😅 少なくとも泥棒どもが獲物を物色した際に「ちっ、面倒なもん付けてやがる😤 コイツはやめとくか」と標的から外してくれれば実際それで充分だったりします。
AlterLockはボトルケージ穴があるスポーツバイクにしか付けられない*5ので、AirTagが有用なのは寧ろママチャリかもしれません。ママチャリって後輪とかにリング錠かける程度ですし、地球ロックも大抵の人はやりませんよね? つまり盗難リスクは高いはずです。その場合、AirTagを仕込んでおけばどこに持ち(乗り)去られたか探すのが容易になります。ただ……自力で取り戻そうとするのは盗人が凶暴だった場合危険ですし、防犯登録番号と追跡ログをもって警察にきちんと盗難届を出すのが望ましいようです。そりゃあ、自力で見つけて犯人を
結論としてはAirTagじゃ盗難自体は防げないが、万が一の時は追跡できるので御守り程度にはなる、といったところでしょうか。私はたぶん使うと思います──気休めの意味でw 単価もたいして高くないので、できれば自転車1台ごと個別にAirTagをつけておきたいところです。どこに仕込むかはナイショ😁 ……あ、しまった。今回お試しで1個しか買ってないけど、はじめから4個セットで買っておけばちょっぴりでも安くなったのに(´・ω・`)
長々と書き連ねましたが、この辺にしておこうと思います。では皆様もこれで楽しいAirTagライフを! おっとそうだ、悪用ダメ! ゼッタイ!!
以上です。