euvicc's sphere cycloalkanique

自転車とMETALとその他雑多な物欲記録。そして大病から生還し生き残り続ける奇跡の徒然など。

何故か四十手前にして自転車趣味に目覚めてしまったある男の記録...のようなもの。

ライドの記録、買い物記録、超私的レビューみたいな駄文を書き連ねます。

2021/10、急性大動脈解離(Stanford-A型)から奇跡の生還。

以降は予後のこととかも書いたりすると思います。

【ライド】ぼうけんのたび(アナザーダンジョン): DoA Rally Cranking 3rd参戦記

Euviccです。


さる3月8日(日)、遂にコチラ



の本番に行ってまいりました! 今回の日記は、主催者の正気を疑わざるを得なかったこのヤバいイベント(ぼうけん)の様子をレポりたいと思います。おっと、先に言っておきますが今回ログは掲載しません。大人の事情ってヤツですよw StravaもGARMINもprivate設定です。まあほら……『トルネコ』だって『風来のシレン』だって入るたびにマップが変わるじゃないですか。つまりそういうこと(丶丶丶丶丶丶)なのです。あの日、私はたぶん不思議なダンジョンに入ったんです。さもなきゃ異次元空間かw

いざ、上総國へ

今回は前乗りです。そりゃそうだ、輪行じゃ間に合いませんもん😅 土曜の昼過ぎ、友人T氏に迎えに来てもらった私はGRAILさんを積み込み、ウェアやら補給食やらの携行品──この日に備えて想像力の限りに準備した荷物たちも積み込んで、一路千葉県は富津市に向かいます。首都高中央環状線湾岸線東京湾アクアライン。道も空いていたのであっという間に海ほたるに到着です。ここでちょっと遅めの昼飯。



見事なまでに鉛色のどんよりした天気ですね(´・ω・`) しかもけっこう寒い! 海上だから風も強いし仕方ないかなあと思ってたのですが、この日は富津市に着いてからも結局寒いままで、さらには翌日もあったかくなるどころか状況はさらに悪化したのでした……


宿には16時チェックインということで予約を入れておいたのですが、木更津JCTから館山道に入ってからも流れが良く……っていうかガラガラで、さほど急ぐこともなく富津中央ICにあっさり到着してしまいました。ここからは一般道ですがたいして距離はありません。5km弱で目的地の上総湊駅付近に着いてしまいました。まだ15時過ぎです。早すぎる💦 まあちょうどいいので、翌日車を停めておく上総湊海浜公園の駐車場と、イベント本部/スタート&ゴールのホテルまで少しドライブします。国道127号:内房なぎさラインの一本道ではあるのですが、ここで走って道の感覚や集合場所の建物外観を把握してしまえば翌日が楽になります。


往って還れば程よい時間。宿にチェックイン。今回はこちらにお世話になりました。



上総湊という地域、宿があまり多くありません。港町ですから船宿はまあまあありますが、船宿って翌朝釣船に乗ることが前提ですし? そんな中、普通の民宿で「朝3時にチェックアウトしたい」なんていう無理をきいてもらえて本当にありがたかったです。あとこちら、徒歩2分程度のところにコンビニ(ファミマ)があるのも嬉しい。


晩飯(18時半)までの間、次の日の準備を済ませさらにコンビニに行って寝酒を仕入れてきます。で、晩飯。



素晴らしいボリューム♪ もちろん完食。飯は2杯半も食ってしまった😅 部屋に戻って少し食休み、そこから風呂をいただいてきて、とどめにプシッ!



ちょうどよく眠気が襲ってきたので、我々二人は21時に消灯し早々に寝んだのでした。

いよいよ当日!

まず集合場所へ

翌朝──いやまだ深夜の2時半に起き、前日用意しておいたウェアに着替えます。3時ちょいにチェックアウト*1して車に乗り込むと、大会から駐車場として推奨されている上総湊海浜公園駐車場へ。バイクを下ろしシューズやヘルメットその他を身につけて準備完了。





時刻は3時半をちょっと回ったぐらい。いざ、出発です。



4kmばかし走って、国道沿いに建つホテル"竹岡清藍荘"に到着。ここが大会本部であり、スタート/ゴール地点です。



順次受付しコマ図とゼッケンを受け取るわけですが、そこから各参加者思い思いの工夫が始まります。コマ図はA4サイズ横で見開き2ページになっているのでまずはこれを半分に切ってマップホルダーに合うA5サイズへ。簡便なホルダーしか作ってない私あたりはそれでおしまいですが、巻き取り式のメカニカルなものを自作してくる人もけっこういて、そういった面々はさらにページの上下端を糊でで貼って繋げ、ひと巻きの"ロール"に加工しています。すごい(°д°)



写真ブレちゃった💦 車検直前の我が愛車を。プラ板で作ったゼッケンプレートはハンドルバー右側下に結束バンドで取り付けました。ライトにかぶっちゃってますが、半透明のプラ板で作ったのが功を奏しました。ライトの光条を(あまり)邪魔しません(・∀・)ニヤリ


4:50頃に最終ブリーフィング。そして5時、エントリーNo.1から2人ずつスタート……私は↑の写真どおりNo.39なのでだいぶ後ろです。寒さに震えながら出番を待つわけですが──うわ、が😨 駐車場を出発する頃にはすでにパラついていたのですが、ここに至って雨脚が少し強くなってくる。マジかー(´・ω・`) 寒さをしのぐために羽織っていたウインドブレーカーを脱ぎ、先日お迎えしたmont-bellさんのレインジャケットを着込みます。買っといて良かった……が、できれば使わずに済ませたかったなあ。


おっと、呼ばれました。スタートです。

最初の洗礼はまだまだ穏やか……め?😅

走り始めて5〜6kmのところで最初のグラベルに突入。しかしここは路面状態的にはまだまだ楽な方。むしろキツいのは登り😓 あっという間にギアが売り切れてインナーローです💧 おいおい大丈夫か。



そういえば、グラベルに入るちょっと手前から空が明るくなってきた(だいたい6時ぐらい)のでアクションカムのスイッチをON。しかしこれは帰宅して取り込んでみてわかったのですが……あ〜ダメだこりゃ。雨滴が( ´△`) あと、めっちゃブレてる。まともに使える写真がほとんどないっすorz ブレはともかくとして雨滴はつらい。まあ正直、既にアクションカムがどんな感じか気にしてられる状態でもなかったですし。


未舗装エリアは7km程度だったのかな? 途中「このルードで合ってる?」と引き返して確認したメンツについて行ってたりしたので若干余分に走りつつ、ようやく舗装路に出ました。この時点でようやく(丶丶丶丶)とか言っちゃってる時点で、もうテンションが落ちまくってるのがモロバレですよね😅 雨は弱いながらもシトシト降り続けてるし、いや〜なんか先が思いやられます。


舗装路を5kmぐらい走って再び軽いグラベルに入った……ような気がします。ここも路面自体は大したことないのですが、やはり登り😭 いや、配布されたinfoに記載されているプロファイルでわかっちゃいたことなのだけど、坂が嫌い苦手って公言して憚らぬ私がこのコースを走ること自体がそもそも間違ってたのでは?🤔 とにかくしんどい。雨もコンスタントに降り、身体を容赦なく痛めつけます。幸い例のモンベルさんが上半身を雨水から完全にガードしてくれているのでまだダメージは少ない方。レインパンツの方は履かなかったんだけど、それが良かったのか悪かったのか。少なくともこの時点では、悲鳴があがりつつある脚を強制的に冷却してくれるので逆にありがたかったかもしれません。

いよいよ悪夢のシングルトラックへ

グラベルを抜けて再び舗装路に戻り、再び登り。キツい(泣) 例のごとくそろそろと登っていくと、登り切ったあたりで数人の参加者が休憩をとっています。それならば私もとここで補給食を投入(ここまでに既に1回食ってるけど)。どうもこの先からまた未舗装──確かにコマ図を見ると書いてあります。

シングルトラック


うほっ、きたかー😅 もしかしてここが前半のヤマ場かな? では、いざ征かん!







な ん だ こ れ は w w w


意味がわからなくなりました。そもそもココは自転車が通れる、通るべき道なの……か?(°д°;;) もはや乗ることもおぼつかない。押し歩き/曳き歩きするしかありません。しかし、まだまだ私の認識は甘かったようです。



えーと。?? いや、か!?!? ルートと他の参加者の言からするにここが正しいルートらしい。……主催者さん、敢えて言います。正気ですか?(^ω^#)ビキビキ


たぶん、単独参戦なら迷わず引き返してリタイヤ宣言してたんじゃないかなあ💦💦 しかし既にここを突破している参加者(勇者)は何人もいるし、もちろん友人T氏も突破しています。ならば! 私が行けないことがあろうか?(←己を鼓舞)


結論を言いますと、めっちゃ怖かったけど突破しました。晴れてるならともかくしっかり雨でしたしね。岩壁すんげえ滑る😵 右肩にバイクを担ぎ、全体的に左荷重で慎重に足を踏み出しつつ左手はどこかとっかかり(丶丶丶丶丶)を探してジリジリと。僅か数mの移動でめちゃくちゃ時間をかけた気がしますが、どうにか越えられました(ホッ 後ろの参加者さん、お待たせしてごめんなさい🙏


だがしかし、登りきって視界が開け──私は登ってきたことを激しく後悔しました(苦笑)






いや〜もう怖い怖い(泣 両側が切り立った崖状態の細っそい小径。ただし雨のせいで軟らかくぬかるんでます。ダメだこれ。無理み強すぎる😰 いや、下が土ならまだいい方です。完全に岩盤なところもありましたからね。何が問題かって……超滑るんですよ。まじヤバい。実際、ここで一回ズリッとコケました。左のブラケットが若干曲がってしまい、戻しても左つまりフロントのシフターがまた(丶丶)きかなくなりました。くそ……またコネクタ外れたか?😱


距離にして僅か2km程度しかないのですが、途轍もなくエグかったです。どうにか抜け切って舗装路と民家が見えた時には安堵のあまりヘタり込みそうになりました。ですが、Rally Crankingはまだまだこんなものでは終わらなかったのです😅

倒木!瓦礫!そしてクレバス!!

はえんえんと降り続いています。いくらレインジャケットが雨滴の浸入をきっちりガードしてくれていても身体の冷えまでは完全に防げません。風も完全にシャットアウトしてくれるからだいぶマシなのですけどね。一方、あのシングルトラックで大きくダメージを受けたのは足周り。もちろんケガとかではありませんが、シューズカバーを完全に突破しシューズにも染みきった泥水がorz びっちょびっちょのどーろどろです😂 いや、まあ、覚悟はしてたんですけどねそうなる(丶丶丶丶)だろうって。


先に進みます。しばらくは舗装路。簡易な雨避けとしてクリアホルダーに挟んでいたコマ図ですがここまでの雨じゃ防ぎきれるはずもなく、かなりしっとりと濡れてページ同士が貼り付いています。雑に扱うと簡単に破れそう💧 バイクを停めてグローブを脱ぎ、マップホルダーから完全に外してクリアホルダーから紙束を引き抜き、慎重に1ページ剥がした後クリアホルダーに丁寧に挟んで(雑にやるとグシャってなる💦)マップホルダーのクリップに留め直す。剥がしたページの方はクリアホルダーの外側へ。どうせ回収されることがわかってるのでそっちの扱いは結構テキトーですw


……と、また登りかorz 勾配12〜15%ぐらいのキツい坂がコンスタントに続き、MTB(マウンテンバイク)ではなくMTB(メタボ)な私を苦しめます。ひぃぃぃ、もうやめてぇぇぇ……😭 コマ図には鳥居⛩のイラストがあって「あと少し!」て書いてあるのだけど、言わせてもらいましょう。全然あと少しじゃなかったよ!?(^ω^#)ビキビキ さらにその先のコマ──ん? ラインが2本線から1本線になってる。また(丶丶)未舗装か!


そもそも存分に未舗装路を走りたくて参加したんじゃなかったですかね私は?(苦笑) この時点で完全に負け犬マインドですよwww


実はこの時点で、自分の現在の位置関係も時刻もわからなくなっていました。理由はiPhoneをマウントから外しバックポケットに突っ込んでいたから。雨のせいでコネクタに水が浸入し安全装置が働いて給電が止まるので、結果として充電できずバッテリーがピンチだったのです。水分を拭き取ってケーブルを繋ぎ直したら充電は再開したので助かりましたが、GARMINの方は総距離とラップからの距離を表示させるのに特化してた*2し。CP1まであとどれぐらいなのだろう? てゆうか、今何時?🤔


そしていよいよ未舗装エリアに。一応普通に道路を通ってたはずなのにそのまま未舗装になったぞ?(°д°;;) 今回の道はシングルトラックではなかったですが、ヤバさは勝るとも劣らない。倒木倒木。そして倒木。潜る、避ける、乗り越える、でなんとか通過するのですが、それだけじゃあない。折れた木や竹の小枝が寄り集まってルートのところどころを埋めている! 乗って通るのももちろん困難ですが、降りて押し歩きしたって枝がホイールやスプロケに絡まりますからね。いや実際、何度スプロケやプーリー周りに絡みついて手で解かにゃならんかったことか😓


どんなものかを写真でお見せしたかったのですが、アクションカムのバッテリーがもう切れてしまってましたorz いえ、それは想定内で、だからこそ給電しながら走るために前三角バッグからのばすUSBケーブルを1本増やしたのに。憎むべきは雨☔️ 端子に水が入ってしまうのでiPhoneだけでなくアクションカムの方も充電できず。まあ……手詰まりです。


そもそもこのルート、もともとはもうちょっとマシだったんだろうなあっていうのがなんとなくわかります。道幅は4m級だし、ガードレールもちゃんとあります。普通の(?)未舗装林道だったのでしょう。それがここまで酷いコンディションになったのは──あっ🤭 そうか! 去年の台風19号!!! そういえばスタート直前のブリーフィングでも

台風のせいでもともと計画していたルートがけっこうダメになりました


と言われ、変更されたルートのコマ図部分だけPDFで渡されてたっけな?🧐


さて。スタートからおよそ45〜6km? 若干引き返したりもしてるので正確じゃないですが、とりあえず林道を登りきった感じがします。ここからはガレ道の下りか〜。経験上(丶丶丶)いい思い出がないなあ(´ω`) ……思い出されるのは昨年7月、中津川林道の下りです。振動で手首を痛めつけられ、さらには一瞬の判断ミス?運の悪さ?でタイヤをスパッとサイドカット。あれはキツかったよな〜。ウェットな路面って意味でもシチュエーション似てるし、注意深く慎重に下らなければ……おおっと!




*クレバスのなかにいる*





道のど真ん中が思い切りエグれています。泥濘+枝ガレキ+砂利道、そしてそれを縦に分断し蛇行するエグレ……あ、そうかこれがクレバスなのね!?


白状しますが、この冷静な観察と分析は立ち上がって(丶丶丶丶丶丶)だいぶ経ち、落ち着いてからの話です。事実をありのまま述べると、慎重に下り出したはいいがものの見事にこの蛇行するクレバスにハマってすっコケた次第😵 いや〜焦った焦った(安堵の吐息) とりあえず俺の身体……異常なし。GRAILさんは? ……よし、こっちも大丈夫!(ホッ いかんいかん、なまじ色気なんか出すからこういうことになる。チキンはチキンに徹して、押し歩きで下るって決めたら安易に曲げちゃあいかんのだ😤


まあ、乗れたとしても20mもいかないうちに倒木かクレバスに行手を阻まれるんですけどね💦 元気がまだあって、かつ晴れてて路面がそこまで悪くなければ、ヒョイって跨ぎ越すorバニーホップなど試せたのかもしれませんけどね。既にこの時点で心がバキバキに折れてたワタクシがそんなことできるわけもなく。トボトボと、おっかなびっくりガレた下り坂をおりていったのでした。

ようやくのCP1……戦いは終わりぬ

舗装路に出てコマ図を見ると、あと道なり4km弱走ればCP1だ!!\(^o^)/←いや、こんな元気はありませんでしたw なんていうか、もうゾンビ🧟‍♂️みたいになってましたね。考えるのはひたすらただただこの過酷なライドを終わらせたいということだけ。当初「折り返しポイントまでは行きたいな〜」ぐらいに考えてはいましたが今やそんなレベルにあらず。私よりも先行してるはずのT氏には悪いけど、CP1まで行った時点で限界になりそう。


フロントのシフターはきかなくなっていましたがそこはDi2の強み。ギアを上げていけばシンクロシフトでアウターに入ってくれる。ひたすらゆるゆるノロノロと走り続け……あー、あそこか。


バン🚐とそのまわりに横たえてある自転車たち、そして



このフラッグ🚩 うん、間違いなくここがCP1ですね。やっと着いたヨ……😇 時刻は? え? そろそろ13時? 確かTNPでの足切りがスタートから8時間、出走は5時だから、8時間ってもうそろそろじゃないですか。で、ここからCP2経由してTNPまで約30kmですと?? うん、どう考えても無理。論外。加えてここから先が相当キツいらしく、T氏(彼はCP1で待ってくれてました)からの伝聞だけどよほどの健脚でも2時間は優にかかるって話──健脚ならなんだよね? いやいや、そもそもここまでくるのに8時間使い潰しかけてる私がそんな時間で走破できるわけがないじゃないですか!((((;゚Д゚)))))))


さらに、内房寄りのCP1(現在位置)ならせいぜい10km程度で海岸沿いの国道127号内房なぎさラインに復帰でき、そこから7〜8km北上すればスタート地点に戻れるとのこと。一方CP2から先は当然外房寄りになるので、そっちでリタイヤするにしても鴨川かそのあたりから輪行して戻るとかになるわけで。……うん、そもそも選択に迷う必要はなかった。

リタイヤしま〜す (^o^)/


戦いは終わりぬ──いやいや、まだだよ! まだ終わらないよ!? 家に無事帰るまでがラリークランキングです!!! まずは受付まで戻って、無料で入れる展望風呂に浸かって冷えきった身体をあっため、駐車場に戻ってバイクを積み込んで、ちゃんと帰宅せねばならないのです(`・ω・´)キリッ


リタイヤ宣言とともに若干の補給食をもらった我々二人はそのまま道沿いに下っていきます。フル充電に回復したiPhone📱さんもアウトフロントのマウント上に復帰。バックポケット内でGPS電波受信がダメダメだったさっきまでの記録は惨憺たるものだけど今ならしっかり🛰をキャッチして……ああ、なるほど。しばらく下ると県道34号長狭街道に突き当たりそこを右折。34号を道なりに走って鋸南保田ICを超えたあたりで



ここで少しだけ休憩。なるほど、廃校を活用した施設なのか。


ただここで、我々二人はちょっとやらかし(丶丶丶丶)てしまいました。アンヨがどろどろのまま施設に入っちゃったんですよね。もちろんたっぷり水を吸ってるシューズカバーからは泥水がだだ漏れで。職員もとい教員の皆さんには迷惑かけてしまいました(さすがに最後には「ここ着替え場所じゃないんで」と怒られてしまった)。本当にごめんなさい。緊急避難的状況で、自分らがドロドロだってことに全然思いが至ってませんでした。反省です(´・ω・`)


でも、ここで泥まみれのシューズカバーやグローブを外して持参したゴミ袋に突っ込み、予備のグローブなどに交換できたのは幸いでした。少なくともそこから9km弱の走りはだいぶマシになりましたし、完全に感覚がなくなってた足の指先にも多少は感覚が戻ってましたからね😅

帰路とラーメンと反省と

さあ帰ろう──の前に腹拵えだ

スタート/ゴールの竹岡清藍荘に戻ってきたのはおよそ15:30ぐらい。お風呂であったまって人心地を取り戻したのにもう一度汗と雨で濡れ汚れたウェアを着るのは気分的にだいぶ残念でしたが、車に戻らなければならないので仕方がない。


受付でエントリーNo.を宣告し、コマ図回収用の箱にぐぢょぐぢょになったコマ図(の残骸)を放り込む。で、まずは風呂に直行!! 汚れた身体を隅々まで洗って湯槽にドボン。爪先が温度差のせいで熱く感じすぎて痺れる!! あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙……気゙も゙ぢい゙い゙ぃ゙ぃ゙……


あー、なんで次の日も休みにしてここに宿とっておかなかったんだろう? このままビールをキメてぶっ倒れたい〜、と思いつつもウェアを着直し、参加賞のTシャツをいただいて会場を離脱! 上総湊海浜公園の駐車場に戻りバイク積み込み。そして今度こそウェアを脱ぎ、乾いた服に着替え終えて、一服🚬 あ〜タバコ美味え(((o(^∇^)o)))


落ち着いてくると今度は腹が減ります。そりゃそうだ。補給食以外ろくなもん食ってないんだし。そこで我々二人はここに向かいます。



この地域(富津市竹岡)にはなんとその名もズバリ「竹岡ラーメン」なるご当地ラーメンがあるそうで、Wikipediaに記事もあって驚いたw



人々の評価は微妙で、なんか高低両極端。まあしかしその辺はどうでもいい。たぶん、ここまで消耗してるとぶっちゃけ何食ったって美味いはずw



ラーメン大盛り。麺硬め。すごい……すり切り一杯じゃねえかw そしてこのチャーシューの量。ちなみにこの日入口には

チャーシュー茹でるのが間に合わないので今日はラーメンとラーメン(大)のみになります。ご了承ください


などという貼り紙があったような。普段のメニューではラーメンのほかにチャーシュー麺があるらしい。……いやいや、ラーメンでもじゅうぶんチャーシュー入ってるよ!?(°д°) チャーシュー麺となったらいったいどんだけチャーシューが入るのだろう?🤔


肝心の味ですが、写真の真っ黒なスープから想像するより味は薄め。然もありなん、このスープはチャーシューの煮汁をラーメンの茹で汁で割っているそうなので。塩気がさほど強くない&味がやけに軽い(≒単純)と思えたのはこのためか。逆に麺の方がまあまあ塩気強かったかな。普段ならちょっと敬遠する味かも? しかしこの日は別。身体は塩分をおおいに欲している!!(°∀°)アヒャ


さすがにスープ含めて完食とまではいきませんでしたが、麺もチャーシューもしっかり胃の腑におさまりました。薬味(刻みタマネギ)が別料金であるのですがそちらを忘れてたのがちょっと後悔。……あっそうか。来年?試せばいいのかw


ラーメン屋を離脱した我々はそのまま最寄りの富津竹岡ICから高速に乗り、来た時同様館山道〜アクアライン〜C2というルートで無事帰宅したのでした。空いてたからか所要時間はほぼジャスト2時間。非常にスムーズに帰れましたね。交代運転手として登録してはいたけど、往路も復路も運転はT氏にお任せっきりでした😅 ありがとうございます🙇‍♂️

少しだけふりかえり

さてあらためて。


「ラリークランキングどうだった?」と問われれば、まず間違いなく第一声はこう答えるでしょう。


めっちゃヤバかった!!


ちなみにこの日のリザルトですが……


だそうです。完走は時間外完走者1名のみ……うん、ごめん意味わかんない🤣 え?お前はどうだったのかって? もちろん堂々のCP1リタイヤ(しかもほぼ最下位)ですよ。エントリーNo.39を探してください( • ̀ω•́ )✧ドヤッ



挑戦と、そして挫折のエビデンスです。↑のリンクによると、トップ4名が抜きつ抜かれつのデッドヒートをしてた? らしいですが、これってレースだったっけ?🙄 あー、まああるある(丶丶丶丶)ですよねそういうの。ちなみにこのトップ集団の方々がCP1を通過していった時刻を主催者氏に訊いてみたところ

8時から8時半の間ぐらいだったかな……


だそうで。ごめん。マジで意味わからん。あの……あの(丶丶)シングルトラックを、岩壁を、ギャップだらけ落石だらけの下りを、いったいどういう速度で通過したらそんな時間にCP1に着けるんですか!?!?



ええもう、あらんかぎりの賞賛の意を込めてそう呟くしかありませんねw まあ少なくとも「自転車が通れる道とは」などという常識?固定観念?は捨てないといけません。そうじゃないと例のシングルトラックの時点でそもそもアウトです(苦笑)


「どうだった?」の問いにもう少し突っ込んだ答を返すならば、こう返すことになるでしょう。

コースのヤバさを楽しめるほどの力が自分には無かった。ていうか、全体的に力不足過ぎた😓


つまるところ、そういうことなのだと思います。コースプロファイル見てもう少し冷静に考えるべきでしたよね。坂嫌いってドヤ顔してるDBが走りきれるようなコースじゃないε-(´∀`; )ヤレヤレ RCのヤバさは、事前にコース/ルートが知らされないのもヤバいし、明らかにけもの道でしかないシングルトラックだってヤバいです。しかしそういうキラビヤカ(?)な部分に隠れてもうひとつ、アップダウンつまり獲得標高もヤバいです。ちなみにですが



GARMINGPS数値なので精度には欠けますが、CP1の時点で1500mいきましたからねェ😅 特に今回の坂はひとつひとつこそ大して長くないもののその分勾配がキツい💀 短いからこそですが、最初から最後まで平均10%以上の坂が平気で続いてくれやがったりするのです(この辺ちょっと体感な部分あるけど)。長さにして2kmぐらいかな。だからスコーン!と200mは登るわけです。正直、それぐらいは足つき無しでこなせるようにならないと話にならない。今の私のレベルでは完走なんてもってのほか。TNPにすら辿り着けないってのがよくわかります。


ってそうなると、今更な話ですがなんかちょっと悔しくなってきたぞ? つまり、もうちょっと走れるようになるためにはヒルクライムを鍛えなきゃならないっつうか、もしかして私……登坂力含めてもっと鍛え直して来年再挑戦したいとか思い始めてる!?😮 えっ? どうしたの大丈夫? もしかしてあのイベントに参戦して、何かに感染してしまったのでしょうか?🤔



きっと、何かに感染したのだと思います。たぶんそれは狂気。あのイベントをもっと楽しむために。CP1よりもさらに先に進むために。TNPに辿り着くために。TNPよりもさらに先へ進むために。完走するために戦争(RC)歓喜を無限に味わうために。次の戦争(RC)のために。次の次の戦争(RC)のために(©︎大隊指揮官どの)


久々に『ヘルシング』からセリフをパクらせていただいたところで、レポートもこのへんにしとこうと思います。あまりレポートになってなかったような気もしますが、もうちょっと写真が、クリアな写真が多ければ臨場感もいや増せたとおもうのですが。……ああ、そうそう。次回以降さすがに悪天候なら迷わずDNSします💧 無理。マジ無理。今回ケガせずに済んだのはある意味奇跡ですもん😓 まずはドロドロのまま放置されてるGRAILさんをしっかり洗車して、左のシフターをなんとかしつつこの機にバーテープも新調して、あとは……そう。気が変わらないうちにヒルクライムの練習に出ねばですねw 普段ならCXR-χ⁺⁺ちゃんの出番だけどそこは敢えてGRAILさんで。はたして狂気はいつまで続くのか? 坂は💩ってドヤ顔してるオッサンがどれだけの意欲でヒルクライムに取り組めるのか? まあぶっちゃけ1回登れば我にかえる気が大いにするんですけどね(苦笑)

(追記)雨用装備について

そうそう、忘れていました。もう雨が降ったら出ないとは言いましたが、咄嗟の事態に備えて雨用装備はある程度考えておいた方が無難です。例えば替えのグローブや靴下、タオルなど。私は汎用性に優れているのに嵩張らない日本手拭いを愛用してておよそ5本ぐらい予備を持参していたのですが、迂闊にも防水を考慮せずそのままバックパックに突っ込んでいたためだいぶムダでしたorz いや寧ろ水を吸ってデッドウェイトになってたかも? まあ水を絞って何枚か使ったんですけどね。なるべくコンパクトにまとめてブリーザーバッグ(Ziplocみたいなヤツね)に小分けして入れておくなどしたほうが良さげです。口を閉じてギュギュっと圧縮すれば空気も抜けるしよりコンパクトに✌️


あと役に立ったのはゴミ袋。こちらは雨じゃなくても何かと役に立つ。たぶん35L以上のヤツを折り畳んで何枚かバッグに突っ込んでおくと吉です。5枚ぐらいは持参した方が良いと思います。



(今度こそ本当に)本日は以上です。ではまた!👋

*1:宿代はチェックインの際に先に精算済み。税込み¥7,700-

*2:一時的に別ページを出すだけで済むっちゃ済むんですけどね