Euviccです。やっと続きを書ける日が来ました。前編を書いたのは7月頭のこと。今はもう……そろそろ8月が終わりそうじゃないですか!😓
しかしまあ"後編"が書けるというのはつまり
【接触篇】ではどうにかしてウチのGRAILさんにパワーメーターを付ける手段はないかという情報収集と検討、そして
あれから1ヶ月……遂にその先へと進みます。いよいよです!(`・ω・´)キリッ
納品! もちろんやります【開封の儀】
既に書いた通り、やはり先に届いたのはXpedoのペダルの方でした。ということで【開封の儀】はAssiomaの方だけにしておきます。
Xpedo CXR Pro
→先述の通り省略です(・ω<)テヘ
Favero Assioma DUO
ベラチは納期2〜3週間とかいってましたが、最初の「オーダー受けたぜ」メール以降何も音沙汰無し。3週間経ってもなんの連絡もなくてさすがに焦りましたね。さすがにカチン!ときてTwitterでぶーたれたら、なんとベラチの日本語サポートTwitterアカウントから連絡(DM)が! そこで状況っていうか納期を確認すると
8月中旬出荷予定です
うわ。まあ予想してたけど1ヶ月スライドしやがった😇 そもそもメーカー欠品なわけで、これ以上ジタバタしても仕方がない😓 8月に入り長かった梅雨もようやく明け、さらにお盆休みに突入し、それが終わる頃こんなメールが。
きた! トラッキングNo.キタコレ!!(´Д`)ハァハァ そしてさらにそこから約1週間──じゃすみませんでした。おそらくこのご時世だからでしょうか、日本に到着してからも通関手続でも普段の倍は待たされ……
来た! やっと来た!!\(^o^)/ 弾着確にn──ん? 課税通知書在中って、これなあに? ボクオコチャマダカラワカンナーイ🤪 ……幼児のフリをしてもダメなものはダメですね。きっちり取られました輸入消費税💧 過去、GRAILさんをお迎えした時も取られた覚えがあるので若干覚悟はしていたのですが、
合計で¥6,700-ってちょっと高すぎませんか?? 税率が上がってるんで仕方がないっちゃないんですけどね。ちなみにコレに通関料なる費用(¥200-)が加算され支払ったお金は合計¥6,900-でした💸 キツいなあ(´ω`) まあ仕方ないので諦めます。
気を取り直して、始めましょう【開封の儀】。開梱してみます。
ヲサレな黒いパッケージであります。イタリヤーン♪て感じw 内容物はというと
以上が同梱物となります。日本語にも対応してくれているところがありがたい。……と言いたいところですが
おおおいw 続きはwebでか?😅 いやまあ、構わないけどね?
おお、そうだ。この状態で計量してみましょうか。
どちらも同じぐらい。おおよそ152gですね。すごいなあ……センサーとバッテリーが入ってる状態でこの程度の重さしかないのか!(°д°)ポカーン
先に設定だけしておこうかな
改造手術に着手する前に、初期不良有無のチェックを兼ねて通電〜動確〜ファームウェア更新〜サイコン/スマホ登録だけやっちゃおうと思います。今回、id:CaNYAonさんのこちらの記事群を大いに参考にさせていただきました。ありがとうございます!🙇♂️
(以下詳細記事)
- 【ペダル式パワーメーター】Favero Assioma <充電編> - Canyon買っちゃった
- 【ペダル式パワーメーター】Favero Assioma <キャリブレーション(ゼロオフセット)編> - Canyon買っちゃった
- 【ペダル式パワーメーター】Favero Assioma <Firmware update編> - Canyon買っちゃった
動作確認→公式アプリへの登録&ファームウェア更新まで
動作確認といっても、この先の作業を考えるとこの状態でクランクに取り付けてしまうわけにもいかず。とりあえず通電させて、充電しつつファームウェアの更新でもしておきましょうか。そのためには当然ですがメーカー公式アプリが必要です。ということでApp StoreでこちらをDL。
起動直後のデバイス未登録状態はこうです。
右肩の虫メガネアイコン🔎をタップしてAssiomaを探すと……おっ!出てきた出てきた♪
左右両方のペダルをアクティベートしなければいけません。こちらはも指示通り名前とメールアドレスを入力して
そうすると「ゼロ較正やれよ」みたいな注意喚起ののち、無事画面にAssiomaさんが表示されました!!\(^o^)/
ちなみに、ファームウェアを更新しようとしましたが今回出荷された分は既に最新になっているようでした。
さあ、工作タイムだよ!!(((o(^∇^)o)))
ペダル編
あらためて例のようつべ動画を見直し、工具をテーブルの上に揃えます。必要なのは
- 8mmアーレンキー
- 6mmアーレンキー
- M6ナット用9mmソケットレンチ
実はこれだけ。専用工具が不要で、且つそもそもの工具種類が少ないのってとってもありがたいですね。当然ながら工程はシンプルです。単純な方が故障/不具合の発生率も低いし、たとえ故障したとしても修復の難易度は下がりますからね。単純さは正義! スバラシイ。ただし締める時はどうしてもトルク管理が必要なのでトルクレンチが必須。私が持っている携帯用工具(Topeak ラチェットロケットライトNTX)は4/5/6Nmしか対応できないので今回はAKI兄ぃから借りてきました😅
次に、Favero公式にてAssiomaの分解図を参照します。付属のマニュアルにももちろんありますが、なんと日本語版の分解図もWebで一般公開しているんですよ。スゴイ。センサー部が軸部分に完全に収納されユニットになっているので、メンテナンス用のペダル分解図として普通に公開できちゃうわけですね。
"datasheet"リンクでPDFが開きます。日本のユーザーにも優しい日本語表記! さすが枢軸国😍 日独伊三国防共協定は伊達じゃない(本気)
ではいざ、左側から術式開始(`・ω・´)キリッ
まずはXpedoから。ペダル本体を手でしっかりと持ち、6mmアーレンキーで外側のエンドキャップを外します。次にクランク側に8mmアーレンキーを差し込んで逆転止めのうえ、ふたを開けた先の内部にあるナットをソケットレンチで緩めて外しちゃいます。そうすると……スポッ! 軸部分が抜けました。
同様にAssiomaの方も。全く同じ手順でよいっていうのは気が楽でいいですね♪ ほどなく、センサーユニットと一体化した軸をペダルから分離することができました。両方の重さを量ってみます。
なるほど。これだけ違うとは🧐 センサーや通信ユニットを含んだ電子部品が中に入っているのでAssiomaの方が重いのは当然なのですが、もう片方のXpēdo側、さすがチタンですね。めっちゃ軽いじゃないですか(°д°;;)
ではいよいよです。ドッキングサーチャー始動。同調カウントダウンスタート。Assiomaのセンサー軸はゴッテゴテにグリスが塗ってあるのでそれはそのままに、CXR Proペダル本体と、5、4、3……合…体ッッ!!
手順は分解時と真逆。M6ナットを戻して締めます。トルク8〜10Nmとのことで、借りてきたトルクレンチを設定しようとしたのですが……おや? 仮締めで回した時点であまり締め過ぎるとペダル本体が回らなくなっちゃうぞ?🧐 これ、規定のトルクで締めたらダメなのでは💦 でもユル過ぎたら強度面が不安だし──ええい、いいや!イっちゃえー!!🤪 キャップを締めて完成です。……うん、GP Lama動画のAssioma×M-FORCE4もカッコ良かったが、こちらもまたなかなか☺️(別の自転車系YouTuberが既にやってるけど💦) お次は右側──さすがに全くの同工程なのでそっちは省略しますか。かくして……大手術と思われてた改造手術、あっさりと終わってしまいました。合計30分かかってませんよ?
せっかくなので、計量結果を並べてみましょうか。なお完成したパワメペダル、片側単体の重さはこうでした。
センサーが内蔵されてこの程度であります。いやコレ、相当軽いでしょ!? XTR PD-M9020、Xpēdo CXR pro、改造パワメペダルの順に並べます。
すごいや! XTRより軽いじゃないですか!(((o(^∇^)o)))
シューズ編
ペダルが完成したところでエクスタシィ入っちゃってしばらく帰ってこられませんでした💦が、例の動画にはペダル加工の後もまだ続きがあります。それがコレ。シューズ側の加工。Assiomaのセンサー内蔵シャフトには少しふくらみがあって、その部分がシューズのソール、内側に接触してしまうのです。ゆえに、工具(たぶんグラインダーとか?)を持ち出してソールを削ってしまう次第。正直いってコッチの方が作業的にははるかに罪深いように思えます。何故って、ペダルの改造は可逆ですけどこちらは非可逆ですもん。ましてやウチのLakeシューズさん、買ってまだ半年と経っていませんよ!?😰 削るという作業そのものはちゃんとペダルを回せるようにするために避けられない道なのですが、生来
なるべくミス(=削りすぎ)しないよう、可能な限り準備しましょう。すなわち、寸法の計測です。ペダルにシューズを当て、最低限どれだけ削ればスムーズに回ってくれるかを目算します。GP Lamaのシェーン氏は動画内でめっちゃ適当にやってた感あるけど、きっと靴ぐらい何足もあるのでしょう💧 ワタクシはそういうわけには参りません😥 計測して
うぅ……ごめんよLakeシューズ🙏 まだ全然磨耗してないソールをわざわざ削るだなんて酷いこと、できれば私だってやりたかァないヨ? でもコレをやらないとダメなんだ。ダメなんだよ💦 許しておくれ──おりゃああっっ!!
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加工完了。切削した部位は意外と少なかったです。
あれ? こんなもんでいいの?🤔
まあ、こんなもんなんじゃないかな? あとは実際乗ってから考えようw
取付編
あとはクランクに取り付ければ完了です! が、その前に。
こんなものを仕入れてみました。クランクの先端部を保護するシリコン製のカバーです。色は目立たぬ黒に。動画を見ると、ペダルを取り付けた状態で軸の
左はよいとして、右クランクの幅広さに対応できてないように思えます😓 巷にこんなパーツを付けている人なんてまず見ないし、商品として設計思想が古いのだと思われ。シリコンだから無理やり拡げて押し込んでしまいましたがw この状態のクランクに装着します。手順はカンタン、普通にネジ込むだけ!あとは裏から8mmアーレンキーで締める、つまり普通のペダルと同じです。……できた!
アプリを起動して、Assiomaアプリからトルクのゼロ較正をかけます。あと念のためGARMINからも。乗って近所をひと回り……ペダルの回し始めはサイコンの画面に認識はされれど数値が採れずヒヤヒヤしましたが、ちょっと遅れて数値が表示されはじめた! あとCyclemeterの方も「パワー」ペインにきちんと数字が出ています。動作確認完了!\(^o^)/
ミッションは完了しました。これにて、GRAILさんにも本物のパワーメーターを装備してやるぜ計画は
完遂
であります! あとはもちろん、運用あるのみです!!(`・ω・´)キリッ
まとめ(と今後の予定)
ここまできたらもうあとは走るしかない。舗装路を、ダートを、グラベルを、坂を。既に梅雨も明け今は盛夏。間もなく残暑厳しい晩夏に入ろうとしています。ともすれば日中の気温が体温を超えるこの時季に自転車に乗るのは明らかな自殺行為ではありますが、せっかくの両側ペダル式パワーメーターですもの。ガンガン使わねば。使って鍛えねば。昼間乗れなければ夜とか夜中とかに乗ればいいじゃない(それでも暑いけど)。
いや〜でも実際興味津々なんですよ。2号車CXR-χ⁺⁺より明らかに重い3号車GRAILですもの、CXR-χ⁺⁺(with 4iiii)で出せているパワーでGRAILのペダルを回しても確実に遅く、且つ登れないでしょう。さらに路面がダート/グラベルだったら全然ダメに違いありません。自分がヒィコラいいながらGRAILで坂を登ってる時何ワット出せているのか。路面の抵抗が大きいからひたすら回し続けないといけないダートやグラベルで、自分のペダリングは安定しているのか。出力何ワット出てるのか。きっとCXR-χ⁺⁺で舗装路走ってる時とは全然違う値が採れるでしょう。数値の貧弱さに打ちのめされるかもしれません(いや多分間違いなくそうなります💧)。それでも、やはり数値で知りたいですよね。知れば何かがわかる(はず)。
それはそうと、今回の変態求道者にとっては、ひとつの有力な方法かもしれません。日本国内じゃまずやってる人居なさそう(もしかして……私が最初で最後!?😰)ですがねw てゆうかさ、どうせならFaveroに商品化して欲しいものですね。シューズのメーカー側とも協業して、ソールを
さてこんなところで、今回の記事は終わりたいと思います。最後に蛇足ですが、タイトルにつけたプレフィックス【DIYH】とは
にして
のダブルミーニングだったわけです(・∀・)ニヤリ え? そこどうでもいい? こりゃまた失礼いたしました🙇♂️
以上です。
おまけ
ところで分解して残ったFavero側のペダルとXpēdoのシャフトはどうなったか?
せっかくなのでくっつけてみました(剥き出しのままだとグリスでベトベトになっちゃいますしね😅)
え? か……軽っる!!! 片側で100gを切っています。これ、部品保持のために箱にしまっとくだけじゃ勿体無くない?🤔 舗装路/ヒルクライムバイク化しているCXR-χ⁺⁺ちゃん、コッチにペダルを付け替えてみるのもアリなのでは──おっと! そうなったらシューズも
? 自制しよ自制!?>俺
今度こそ本当に以上です💦