Euviccです。タイトルはもちろんフィリップ・K・ディック著の有名なSF『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』のパクリでございます。つまり『ブレードランナー』の原作ですね。え? もう古い?((((;゚Д゚)))))))
いよいよGRAILさんのフラペ化計画も最大のヤマ場に来ました。Xpēdoのフラットペダルが届いたのです。ならばならばやってみるしかない。パワメ
Xpēdoフラペ【開封の儀】
まあまずは届いたフラットペダルのチェックでしょう。お決まりの【開封の儀】です。
パッケージはどシンプル。ペダル本体が箱に入っているだけです。マニュアル? そんなご丁寧なもんはありません😁 箱から出してみると
結構ゴツい感じですね。ピンが太い。一応重さを量ってみると
左右の差はほとんどなくほぼ115g。グリスの量程度のもんでしょう。無問題。てゆうか、問題はコッチでした。
おや?🧐 シャフトを留めてるネジ(キャップ)、ショップの写真と違うぞ? 何故穴がトルクスになってんのよ?😰
ショップの写真を再掲すると
……うん、やっぱり違う😠 ちょっと不鮮明でわかりにくいけど、それでもトルクスを使ってないことだけは100%確実です。てゆうか、商品写真の方はそもそもキャップのネジ頭が丸くない? んでもって穴も六角だよねこれ?
なんかちょっとイヤな予感がしてきました。このペダル、バラして差し替えてみてもちゃんと適合するのだろうか? いや、実はそれ以前の問題。私の手持ちの工具でちゃんと外せるのかな?😰 ふと思い立った私は、これまた念のためと思ってコッチを持ってきました。
昨年の改造手術で使わなくなった方の片割れ、つまりXpēdo CXR proのシャフトとFavero Assiomaのペダル本体側です。改造パワメペダルを外さなくても、こちらを使えば適合するかどうかはほぼ判断できるはずという読み。で、まずは分解せず単純に重ねて撮って比べてみた次第です……が。なんか微妙に違うように思えます🧐 まずシャフトの根本側、六角の径が違うじゃん。8mmより小さい? 6mmか? そして逆サイドつまり外側。こっちはこっちで径が違う!😨 や、ヤバいぞコレ……💧
一縷の望みを込めて、シャフトを抜いて比較──これでちょっと安心しました。シャフトの長さ&太さは一致。多少の差はあれどたぶんこれならイケるはず。よし!作戦決行だ!!😆
術式開始
まずはフラペをバラさねばなんだが……
のっけから関門にブチ当たりました。何が問題って、もちろんあのトルクス(ヘクスローブ)ネジです。そもそも、トルクスなんて私の工具レパートリィの中にあったかな?それに、あったとしても径が合わなきゃ意味がない💦 それに6mmアーレンキーだって携帯工具でしか持ってなかったはずだぞ? やれるのかこれで?
どうにか見つけたヤツで試してみましたが、これは早々に諦めざるを得ませんでした。これじゃあ力がかけられない😵 無理に頑張ろうとするとトルクスのネジ穴
ですが、今回は彼のところでもダメでした。なんていうか、空間が狭すぎるんです。ペダル外縁が邪魔になってソケットタイプのレンチはネジ穴に挿し込めない(´・ω・`) 色々と試行錯誤してみたけどやはりダメ。ソケットタイプじゃない、L字のレンチ使わなきゃダメかこれ? 仕方なく、兄ィにお礼を言ってお店を出た私はその足でホームセンターに向かいました。例のごとく大泉のスーパーバリュー。で、探し当てたのはコレです。
ペダル現物も持参しサイズ的に入りそうなことを確認。念のためってことで1サイズ大きいの(つまりT20)も一緒にゲット。1本で千円近くするんですコイツら。いい出費ですよ(トホホ
ではいよいよ再チャレンジ。なお6mmアーレンキーの方はAKI兄さんが余ってるのをくれたのでそちら側もOK。では、せーの……!
よっしゃ!! 外せた\(^o^)/ うむ、これで先の工程に光が見えてきたぞ(((o(^∇^)o)))
や ら れ た !!
しかしさっきの写真。
シャフトの先端外側にネジが切られていません。さっきのトルクスのキャップはというと、なんとシャフトの中にねじ込んでいた模様😧 げ……
またぞろイヤな予感がしてきます。とりあえずGRAILさんのところにいってペダルを外してみました。シャフトはそのまま、ペダル本体部だけ外します。で、シャフトにフラットペダル側のトルクスキャップを被せてみ──
おうふ💧 入らないじゃん😭 これはさすがにマズいな。計画に暗雲が垂れ込めてきました。しかし!ここで諦めてなるものか。とりあえずペダル本体を挿してみよう……入った! しかし反対側からシャフトが出てこない。長さが足りない?🤔 ああ、このベアリングを押さえている黒いパーツが長いんだな? そこは過去の経験が役に立つぞ。またシリコンチューブをごく短く切って……これでどうだ?
キタ━━━━(°∀°)━━━━!! シャフト適合!!! 素晴らしいムスカ君! あとは反対側ですね。ペダル本体のトルクスキャップは写真の通り使えません。ここはビンディングペダルの六角ナットをそのまま流用します。よし、はまった。あとはナットを締めれば──
さ……最悪だ😨 また工具が入らないじゃないですか。六角ナットを締めるための工具で手元にあるのはソケットレンチでして、このソケットレンチというヤツは頭が大きくて写真のような狭い隙間には入っていかないのです。くそ……マジかよ。ここまできて詰みか? 詰みなのか?😭
あきらめたらそこで試合終了ですよ?
そう、安西先生だってそう仰ってますよ。Xpēdoを諦めて、シャフトごと別メーカーののフラペに換えるのなんていつでもできるんです。
アーカードの旦那もこう宣うておられる。前へ進むしかないのですよ(`・ω・´)キリッ
そんなわけで、ワタクシは権利人(←何の?)になるべく再び広大なネットの海に潜ります。といっても探すのは適合しそうなXpēdoのペダルをもう一度探すだけなのでたいして深くも広くもないですがw ……で、見つけたのがコイツでした。
シャフトの形状が一致すること、あとは外側の留め方が同社のビンディングペダルCXRと同タイプである(または外観でそう推測できる)こと、そして工具を挿し込める余地があること。以上の条件に適合したのがコレでした。しかしまあ……なかなか奇抜なデザインだよなあ😥 まあいい。ここで迷っても仕方がない。ポチッとな!?
かくして、フラペ化大作戦第一ラウンドは敗北。戦いは一発逆転勝利をかけた第二ラウンドに持ち越すことになったのでした。
着弾!→再び【開封の儀】
翌週半ば、件のペダルが我が家に届きました。ではいつものアレを始めましょう。
パッケージは前と同じですね。シンプル。ですがこのグリーンの帯(紙製です)を引っこ抜いて驚きました。
おや? 付属品があるじゃないですか😯中身は……おお。
ちゃんとマニュアルありますね! しかも日本語版もある。それともうひとつはスペアのピン。なあんだ、
取り出してみます。パッケージの時点でわかっちゃいましたが、前回買ったヤツよりも踏面が狭いです。ていうか、面というよりも線に近い? だってX字ですもんね😅
面の狭さは若干不安ですね。形状的に泥ハケとかは大丈夫そうなのだけど。それよりももっと気になるポイント──シャフトまわりを見てみます。
根本側の穴、もしかしてちょっと大きい? 8mmアーレンキーになったのかも?🧐 問題の反対側は……お。六角のキャップ!たぶん径は6mmでしょう。Xpēdo CXRおよびFavero Assiomaと同じタイプです! これならおそらく、中はナットで締めているのでは? たぶんですが、旧品と現行品の間でシャフトの仕様変更があったんですね。よし、今回は大丈夫な気がしてきたぞ(°∀°)
重量はほとんど変わりませんでした。コッチの方が明らかに踏面狭いのに。やっぱり前回買ったヤツが使いたかったなあ😥 いや、使えなかったわけだからボヤいても仕方ありません。肚ァくくって
改造手術、再チャレンジ
まずはフラットペダル側の
キタキタキタキタキタ!(°∀°) やっぱりキャップの下は6mmのナットでした😁 これならいけます!
根本側はやっぱり8mmアーレンキーでいけました。それと6mmソケットレンチを使ってガキッ! そ〜ら外れた😉 うん、このシャフト。間違いない。Faveroのパワメシャフトと見事一致するじゃないですか\(^o^)/ ではひょいひょいっとリプレースしてしまいましょう。
ビンディングペダルを本体だけ抜き取りシャフトだけにします。んでもって、分解しておいたフラットペダルの方をパイルダー・オン! ……ほぅら、バッチリ入った♪ で、外側の6mmナットで締めていきます──て、きっちり締めたらペダルが回らなくなった?(既視感) ふむ、これはまた
例の手っていうのは去年もやったコレ↑のことです。シリコンパイプはまだ少しストックが残っていますが、どうせなので今まで使っていた自作リングをビンディングペダルから取り出して流用。ペダルを差し込み直す前にシャフトを一度キレイに拭いて、この機にと仕入れておいたリチウムグリスを塗り塗り。
ペダルを差し込みナットを締めて、キャップは今まで使っていた金色の方を使っちゃおう。ヲシャレは足下から(違
で……できた。完……成!!!\(^o^)/ 見事、GRAILさんをパワーメーターのまんまフラペ化することに成功しました!!!!( • ̀ω•́ )✧ドヤァ え? 誰が得すんだそんなもの、ですって? そんなもんネタに決まってるじゃないですか(さらにドヤ顔 ……まあもちろん、単にネタってだけではなく一応理由はあるわけで(前回の日記に書きました)。
さあ、あとは乗るだけです。トレッキングブーツもお迎えしてあるし、あとは両者の組み合わせでどんだけ乗り味が変わるか? トレイルで頻繁に足を着いたり、そもそも押し歩きしかできなくなるシチュエーションが来た時にどれだけ楽になるか? その検証を兼ねてしばらくこの状態で乗ってみなければならないというわけ😁
折しも、関東はなんだかよくわからないうちに梅雨明けしました。猛暑の到来です💦💦💦 お外で自転車に乗るのがしんどい──いやそれどころか生命にかかわる時季に入ってしまいました。トレイルを乗り試すなら早朝に起きてサクッと行ってサクッと帰るしかないですね〜。
そんなわけで、GRAILさんフラペ化計画はどうにか成功いたしましたが、この話はまだ完結しません。次は乗ってみてどうだったか、つまり検証編ってことになると思います。でも、今日のところはこのへんにしておきます。ではまた!👋