Euviccです。タイトルが「第2章」て書いてあるのは、つまり過去(それも3年前)のこの記事の続きになるからです。
そういうことですね。今回はパワーメーターのお話です。
序: Zwift課金復活!
5月に入り、諦めてZwiftへの課金を復活させました。やっぱりね〜、お外で乗れないのツラいです(´・ω・`) いや、サイクリング自体は禁止されちゃあいませんが、今私がやりたいこと=登坂トレーニングをするためには山に行かねばならないのでそれはちょっと気がすすみません。てゆうか自粛警察に目をつけられるのもちょっとメンドクサイのでε-(´∀`; )ヤレヤレ
スマートトレーナーを使わない場合、Zwiftで己のペダリングを画面のアバターに反映させるためにはスピードセンサーか、もしくはパワーメーターが必要です。こんな風に。ちなみにこのスクショはZwift for iOSの起動〜ログイン直後の画面です。
ちなみに画面内のアバターの走行速度に直接影響する数値はワット値つまりパワーです。一方、スピードの場合はセンサーから取得した実スピード値をZwiftが仮想パワー値"zPower"に換算の上、その値からアバターのスピードに反映します。それにしても"zナントカ〜"って、まるで某IBMの
zPowerの話はおいておきます。一応私はパワーメーター接続なので。ただしココが問題で。私が使っているパワーメーターって↑の過去記事の通りPowerCalなので、実パワーじゃなく心拍からの近似値になってしまう次第。……うん、あの頃はそれで充分だったよ。しかし、最近はそうも言ってられないんだ😥
PowerCalの何がイカンの?
心拍からの近似値でパワーを算出していることの何が問題か? これはもう当たり前の話で
これに尽きます。ペダルを回さなければパワー値は当然0Wです。しかし心臓は生きている限り必ず動いているので、PowerCalの計測値では0Wになってくれないわけです。てゆうか、それこそバイクに乗ってなくても勝手にパワー値が出てくる。おいおい、そりゃあどういうパワーだい? もしかしてフォースか何かかな?(苦笑)
パワーがかかっている限り、Zwift上では「ペダルを回している」と判断されるためアバターは勝手に進み続けます。それこそまだバイクに乗ってなくても、あるいは既にワークアウトを終えてバイクをおりてしまっていても、アバターは勝手に進んでいってしまいます😅 てゆうか止まりません。アバターが止まってないとメニューが出せないので、本来であればZwift自体を終わらせられないのです*1💦 それだけじゃなく、以前たまたま「FTPの計測でもやってみようかな〜」なんて思ってZwiftのFTP計測メニューに手をつけてみたんですよ。例えばこういうの。
結論を言っちゃうと計測になりませんでした。指示通りのワット数を出したり維持したりなんていうのはPowerCalだとどうやっても無理です。自分じゃ一生懸命回してるつもりでも、心拍から近似しているPowerCalはある一定以上の脈拍*2を維持していないと200Wだとかそんな数字は出してくれません。さらにその数字を維持するとなるともっと大変──いや、不可能でした。数値の変動がかなりあるんですよ(´ω`) ……うん、無理だよねコレ😓
所詮は近似値(いや近似にすらなってないかもしれない?)であるPowerCalの数値、やはりちゃんと数値を見たいのであれば役に立たないということを実感しました。もちろん、単にZwiftやるためにパワーの数値が採れればいいというのであればこの状態でもたいした問題ではありません。あるいは、ロングライドしている時とかにある程度以上負荷を上げないよう目安にする……みたいな用途であれば。しかし、ここ最近のワタクシは
しかしパワメは高い。どうにかならんのか→4iiiiにたどり着く
サブタイの通りです。なんだかんだいってやはりパワーメーターは高い😭 しかしPowerCalをお迎えした3年前と今ではまた状況が変わっています。パワメにもやっとこの流れがきてくれた──そう低価格化の波が!!(((o(^∇^)o)))
もちろん、精度の高い製品は相変わらずいいお値段します。しかし、その精度ってヤツをある程度まで割り切れるなら手を出してもいいかなって錯覚wできる商品が増えてきたのです。
ならばならば、この機にワタクシもパワーメーターを導入してみてもよいのではないか? 今やっているトレーニングはペース走だから基本的に心拍しか見てないのだけど、もっと
この条件で考えるとやはり左クランク装着タイプが妥当です。となると……やはり4iiiiだな!
「フォーアイ」と読むらしいこのメーカーの名前、よく聞くようになったのは一昨年かぐらいからだったような気がします。発端は何処の誰だかわかりませんがとにかくパワーメーターなのにめっちゃ安価ってことで、勇者たちが次々と挑んでいった模様。ちなみに"4iiii"というワードで検索結果に出てきた誉高き人柱先駆者たちのblog記事──2018年以前のものを見る限りでは、みんなガイツー使って入手していたみたいです😅 その後知名度が上がったからか、昨年の下半期ぐらいからトライスポーツが代理店として取扱を開始。現在に至ります。
さて、そんな4iiiiの製品で左クランク用パワーメーターは2タイプ出ていて
- PRECSION ……コイン電池(CR2032)式
- Podiiiium ……リチウムポリマー充電池式
ふむ、充電式と電池式どちらが良いのでしょうね?🤔 全国どこでもコンビニで簡単に手に入るコイン電池の方が楽だよ!って人と、今時電池式とかメンドクサイよ充電式が楽に決まってんじゃん!という人、調べてみるとそれぞれいるようです。これ以外の違いはというと計測精度とセンサーユニットの厚み。センサーはクランクの裏側に接着されるので、クランクとフレーム(チェーンステー)との間が狭いと接触してしまうため使えないことになります。……っと、おいちょっと待って? ウチの子たちそのへん大丈夫なのかな?💦
こういう時、国内で正規の取扱代理店があるのがとてもありがたいですね😉 それにしても隙間の目安に単4電池を使うとは面白いな🧐 ということでPDFをダウンロードし、コンビニに行ってNetPrint経由で印刷。
インジケーターが10cmになっていることを確認するため定規を当ててみると──ありゃ、足らない💧実測9.5cm程度なのでもう一度コンビニに行ってプリントし直し、拡大106%と105%で何枚かコピーして準備完了。さて、試してみますか。
実は↑の実測をやる前に試してしまっていて、まずはCXR-χ⁺⁺から。
うん、よゆーよゆー。超余裕w 次にGRAILさん。こちらは拡大コピーした紙を使って試してみました(つまりデフォルト出力の方では失敗してる💦)。さて頼む……お願い、通って……🙏
づが〜ん( ´△`) アウトです。どうやっても単4電池は通り抜けそうにありません。充電式のPodiiiiumの方が
ウチの子のコンポはR8000 Ultegra、クランク長は標準的な170mmですので、このあたりかな。
"Temporarily Out Of Stock"つまり売り切れですか😔 他、PBKとか前回シマノバッグ買うのに使ったBIKEInnあたりを見てみましたが同様の結果に。……どうもここ最近、パワーメーターはかなりよく売れているみたいです。背景は例のごとくコロナウイルスCOVID-19🦠らしい? 外を走れないからローラーに乗る→Zwiftユーザーが増える→パワメが売れる、という図式か🤔 あり得るなあ。そういえば人づてに聞いた話ですがスマートトレーナーも爆売れしてるらしいですよ? みんなオカネモチだなァ😰
仕方がないのでダメ元で密林探索──おっ(°∀°)
あるじゃないですか〜\(^o^)/ でも、価格を見るとちょっと微妙。ほぼ5万円か〜💦 ガイツーだと105向けモデルだけど時々アホみたいに安いのが出るんだがなぁ〜(´・ω・`) やはりUltegra向けはそれなりのお値段するんですね💧 さてどうしたものかなあ──とか迷う
さあ、あとは待つだけです(;;*´Д`*)ハァハァ
納品!【開封の儀】そして取付へ
ポチってから数日後、じゃーん!\(^o^)/
キタ━━━━(°∀°)━━━━!! 無事納品です。それではさっそくいきましょう【開封の儀】😎
開封すると至ってシンプル。センサーを組み込んだR8000クランクと4iiiiのマニュアルが現れます。素晴らしい。日本語化してあるじゃないですか(((o(^∇^)o))) これ以外に、シマノのクランクのマニュアルも添付されていました。
表面裏面、そして電池ブタを開けて中の電池を確認。OK! OK! もういいでしょう。さっさと取り付けようではないか!
wktkが限界に達して悠長に開封の儀なんて続けていられませんでした(苦笑) 換装作業に入ります。今回はこちらのblog記事を参考にさせていただいております。ありがとうございます🙇♂️
その前に、アプリをDLして先にファームウェアの更新やっちゃうか。あとGARMINとかCyclemeterへのペアリングもね。
このアプリを入手し、パワメ本体をペアリングします。そうするとファームウェア更新が可能なことが画面で示されています。指示通りにやってしまうことにします。
数分待てば完了。GARMINやCyclemeterへの登録もそれぞれの機器メニューで「追加」して速やかにペアリングを済ませます。では次の工程──現行の左クランク外しに入りますかね(`・ω・´)キリッ
そうそう、今回の作業に先立ち、こんな道具をポチりました。
PARKTOOL(パークツール) アジャスティングキャップツール BBT-10.2
- メディア: スポーツ用品
上記blog記事にもある通り、クランクの脱着には専用工具が必要なのですが、そうやって調べていると同時にシマノの純正クランク工具がアホみたいに使いにくいことも判明(その代わり安いけど)。それで↑のツールをお迎えしたわけです。蝶ネジのお化けか、さもなきゃ柱時計のゼンマイに使う巻き鍵みたいに見えます😅 ポイントは
まず最初にペダルを外します。
外し──あれ? はず……はず……!?!?😱 外れない(滝汗) まったくもって
本当は"KURE5-56"(CRC5-56)の方が良いのかも? ですが生憎持ってないので仕方がありません。
翌日、仕事の合間をぬっ──ていうか中抜けかまし、こういう時の強い味方であるAKI兄さんの店(=工場)に突撃。私の持ってるチャチなラチェットレンチではなくちゃんとした8mmアーレンキーを持ってきてもらい、えいやっ……!!
無事外せました😅(ホッ さあ、PRECISIONをパイルダー・オンするよっ!(((o(^∇^)o)))
ヒャッハー!!\(^o^)/ かくして、ウチのCXR-χ⁺⁺ちゃんにとうとうパワーメーターが搭載されたのです!! いや〜、まさか私が
試してみましょう!
既にペアリング済みなので、後は乗って試すのみです。ともあれまずはキャリブレーション。なんでも、パワーメーターという機器は使う際毎回コレが必要なのだそうです。私の場合手段は二つあって
- 4iiiiアプリを使う
- GARMIN Edge 820Jの機能(センサー接続メニュー)を使う
4iiiiアプリは正直ファームウェアの更新や動作チェックぐらいでしか使う気ないので、ここはGARMINでいきます。認識させて、画面を上から下へスワイプして(毎回ここでワンテンポ遅れる動作のもっさり感にイライラさせられつつ😓)……ああ、これですね。今まで使ってたのが所詮PowerCalなので使ったことなかった。
「校正…」をタップすると初めて見る画面になりました。指示通りにして実行すると──
「校正状況」なる数字の意味がさっぱりわからないのですが(苦笑) とりあえずキャリブレーションは完了した模様。……よし、ならば!
よーし、まずは安定して測れるローラー環境から試すべきでしょう。センサーはちゃんと認識されてる♪ あらためてキャリブレーションし直し、いざ……スタート!(`・ω・´)キリッ
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小一時間回しました。回した結果はこんな感じ。
なんていうか……ペダルを回さなければちゃんと0ワットになることに感動しました!w←いや本来それが当たり前なんだけど😅 だってさあ、Zwift上でちゃんと停まれるんですよ!?!? 感動して当然でしょー!(°∀°) もちろんコレは些末事で。普段自分がペダルを回している時の
かくして、自転車趣味10年目にしてワタクシEuviccはとうとう本物のパワーメーターに手を出してしまったのでした。早速ちゃんとしたパワトレ──にはさすがにまだ入らないと思うけど、まずは自分のFTPをちゃんと把握したいですね。土曜日あたりやってみようかな、ZwiftのFTP計測メニュー(((o(^∇^)o))) 勿論、お外もがっつり走りたい。もう6月にはいってしまったし梅雨はすぐそこです。ローラー練習はいつでもできるし、天気の良い週末は1日たりとも逃すわけにいかない(使命感) 例の自粛ムードもようやく薄れてきたことですし、一番気持ちの良い時季は過ぎてしまいましたがそれを嘆いても仕方がない。走れる時を有効に使うのみです。とりあえずは山伏峠に行きたいのであります。
ところで、今回泣く泣く諦めたGRAILさんへのパワメ導入ですが、コッチにもつけてやりたいよなあ、やっぱ(´・ω・`) クランク式は
このサイトなのですが、なんとMTB向けSPD互換のペダル式パワメをリリースしているのですよ!? しかも驚くべきはその価格。ペダル両側でなんと€329-って、つまり今のレートならたったの4万円ちょいじゃないですか! いくらなんでも安すぎでしょ!!?? ……ただし、Kickstarterのクラウドファンディング発祥てとこが若干不安要素ではあります。既にファンディングは終わって生産を開始、先月半ばには(ロード用の方ですが)最初のロットを出荷したようです。しかし↑のサイトでは購入ボタンがいまだに"pre-order"っていうのが少々あやしい😅 せめてちゃんと軌道に乗って"buy now"ボタンになってから手を出したいものです。
さて、今日はこの辺にしておきますね。ではまた!