Euviccです。今日は本のお話。なお全て電子版(honto)です。Amazonのリンク載せてるけどAmazonでは買ってませんw
86 -エイティシックス- ep.11 ディエス・パシオニス
2/10(木)、待ち望んでいた最新刊がリリースされました。
エピソード11「ディエス・パシオニス」……直訳がどうなるかはわからないのですが物語的には「受難の日」と訳すべきなのでしょうかね。〈レギオン〉の
タイトルが「誰」の受難なのか?はさすがにネタバレなので書けませんが、話の流れと舞台の凄惨さはかなり
ただ、ギアーデ連邦軍の指揮官リヒャルト・アルトナー少将の言葉──最後の命令──にはちょっと泣けました。カッコ良すぎだろ
機龍警察シリーズ
この作品について言及したのは2020年の↓のことなのでだいぶ間があいてしまいましたが。
この時は『自爆条項』まで一気に読み切りました。しかしその次の話
こちらがなかなか読み進まなくてですね💧 上巻の半ば、警視庁"特捜部"の"突入要員"である3人の
この作品はジャンル的には「SFミステリー」であり、現代社会から(架空の)ほんのちょっぴり未来、人型の二足歩行機械兵器「機甲兵装」が存在する世界を描いています。そんな機甲兵装の、従来の設計思想/操縦方法とは全く異なる謎多き最新鋭機
龍機兵に搭乗する「突入要員」の3人は
- 1号機"フィアボルグ"
- 生粋の傭兵で経験豊富な戦争のプロフェッショナル"姿俊之"
30代前半に見える外見だが髪だけはほぼ白髪。 - 2号機"バーゲスト"
- 元モスクワ民警。裏切られて警察を逐われ裏社会を転々としていた"ユーリ・オズノフ"
アイス・ブルーの瞳に金髪の、もちろんロシア人。 - 3号機"バンシー"
- 作中でアイルランド過激派組織とされる"IRF"の元凄腕処刑人"ライザ・ラードナー"
くすんで砂色に褪せてしまったブロンドの、陰鬱な貌の美女。
というケレン味たっぷりの設定。そんな彼らを率いる特捜部の長は外務省から出向してきた切れ者──いや
疎外/排斥されながらも地道に果敢に立ち向かい最後には敵を討ち取る(≒逮捕する)というのは、私の大好きな『新宿鮫』シリーズに似ている感じがします。ですが『鮫』の主人公鮫島警部は新宿署生活安全課(旧防犯課)であり、その舞台設定的に新宿という街の世相風俗とそこに蠢く悪党共に対して孤独な戦いを挑んでいるのに対して、こちら『機龍警察』では相手が最初から武器密輸団だったりテロ組織だったり、描かれるのも個人の動きというより組織の動きや綱引きが多かったりと、スケールがだいぶ違います。大規模な破壊活動/戦闘/テロ行為の描写が多い分人もたくさん死にますし💧 って『機龍警察』はSFで『鮫』はあくまで現代の警察小説(フィクションではあるけど)なので比べるようなもんじゃあないですけどね。そういう意味では、どっちかっつうと『攻殻機動隊』とかと対比するべきだったかな? 機甲兵装とかについては月並みですがやっぱり『機動警察パトレイバー』でしょうかねえ😁 パトレイバーの特車二課は城南島の埋立地にありましたが、こちらの警視庁特捜部は本拠地が新木場です。現実世界でも新木場には警視庁の術科センターや第7方面本部合同庁舎があるそう*1なので、その辺はリアル寄りな設定にしたって感じかな?
うう……こういう説明っていうか紹介? 実は超絶苦手なんですよ😩 無理。もう限界。ということでさっさと今回入手した続刊の話に進みましょう💦
機龍警察 未亡旅団
今度の敵はチェチェン。女性だけで構成されるテロリスト集団「黒い未亡人」──だけではなく、国内の対立勢力〈敵〉との"暗闘"も苛烈さを増していきます。年端もゆかぬ少女たちを平然と自爆テロの道具として使うテロリスト集団を、どうやって見つけ出し、そして制圧/逮捕するのか。特捜部メンバーの一人、捜査班主任の由起谷警部補の活躍が光ります。
『暗黒市場』までは文庫版として加筆修正された「完全版」(の電子版)でしたが、続刊のこちらはまだ文庫化されていないようでした。こちらももしかして「完全版」出し直すのかな?🤔 出たら買い直すか……うーん💧
機龍警察 火宅
短篇集です。何故かこっちは文庫版が出てます(ゆえに私も安い文庫版の電子版を購入😅)。時系列的には第1巻〜3巻までの間、あるいはその前日譚として特捜部のメンバーたちの
機龍警察 狼眼殺手
警察小説には必ずこういう
機龍警察 白骨街道
「上」から下された、特捜部突入班の3人をあからさまに
一昨年に読んだ時はそこまで面白みを感じなかった、ていうか一歩引いて醒めた眼で作品を見ていた気がしますが、今回はかなりグイグイ引き込まれてしまいあっという間に最新巻『白骨街道』まで読み終えてしまいました。機甲兵装同士のバトル描写も面白いけど、自分にとっては警察官僚同士が丁々発止とやり合う水面下の暗闘こそがこの作品の面白さかな〜って思ってます。『鮫』でも感じましたが、警察独特の隠語/符牒を使った会話、あるいは舌戦の生々しさ。そこが良い。
次巻あたりではいよいよ沖津部長が言うところの〈敵〉と直接対決があるのでしょうか? かなり楽しみです。……ふむ、また生き延びる理由が増えたぞ😎
「こんな本買ったよ」程度にさらっと済ませるつもりが、想定以上に詳細な──あるいは濃ゆい?──紹介になってしまった気がします。ふむ、慣れないことはするもんじゃないなあ(苦笑) 今日はこの辺にしとこうと思います。では、おやすみなさい😴
*1:新木場+警察でググりましたw