気がつけば8月も足早に去りかけ、うだるような暑さの中じょじょに秋の匂いが感じられてきたような? ということで、お盆休みを漫喫したっぽいEuviccです。
いやはや、こんなに世間一般と同じようにお盆休みを漫喫したのなんて何年ぶりでしょうね? 残念ながら関東地方はお天気に恵まれませんでしたけど(´・ω・`)
そんなお休みの初日にあたる8/11(金)山の日、小雨の中ワタクシと愛車CXR號は何故かこんなところにおりました。
東京モノレール天空橋駅のそば、旧穴守稲荷神社の大鳥居。多摩川のほぼ河口であり、多摩川サイクリングロードの起点(=終点)として知られているところです。
Google マップ - 旧穴守稲荷神社 大鳥居
そう、この日のスタート地点はここ多摩川サイクリングロード、最終目的地は上流の終点……西東京は羽村市まで遡り、羽村取水堰まで。およそ50kmを走破してやろうという計画だったわけです。
事の発端は(例のごとく)webの記事
まずはこちらの記事(リンク)をご覧ください。
cyclist.sanspo.com
www.cyclowired.jp
記事自体は大したことない、メーカー(CANNONDALE)が機材提供してんだろうなあ〜って感じの、同社が推すニューコンセプトバイク"SLATE"の宣伝を主体としたチョウチン記事ですw この手の記事は何度かリリースされてて、つまるところはSLATEってやっぱりターゲットがニッチ過ぎて売れ行きあんまり良くないのかな〜、良くないんだろうなあ〜、とか邪推しちゃう感じなんですが、本題から外れるのでこのへんにしとく。ちなみに、ワタクシはSLATEめっちゃ欲しいんですけどね!←つまりかなりやっかんでるw
とはいえそう簡単にSLATEサンを3台目の愛車として迎えるわけにもいかないので、2つの記事*1の中から面白そうな部分を抽出してみると、記事で主張しているのは結局
舗装路でもグラベルでも走る道を選ばない。どんなところでも楽しめる
……ああ、そうっすね。確かに楽しいよオフロードは。でも別にそれってSLATEじゃなくてもよくね? ウチの子でも全然OKじゃん(なぜか対抗心メラメラw)
そうでした。最近あまり走ってないがウチのCXR號はCXバイクでした。さらに、グラベル走る時専用のホイール(レークワCX)とタイヤ(コンチのシクロクロス35C)も持ってるんでした。ならば……行けるではないか。多摩川河川敷何するものぞ。なにディスクブレーキがない? TRP CX9ミニVブレーキの制動力はかなりのものだ。問題ない。でもサスがない? 甘えるな。お前にはその両の腕があるではないか。
というわけで、走ってみた
今回は橋を渡るのが面倒で、そのまま左岸を走り続けることにしました。こちらがログです。
まっすぐ環八を下ればよいものを、朝飯が食いたくて寄り道したがためにうっかり環七の方に出ちゃったんですよね(^_^;) ゆえに、そのまま環七を下って平和島へ。そこからは第一京浜(国道15号)にて蒲田を目指す。大森警察署前で産業道路に入り……損ねたので15号をもうちょい進んでから左に折れてコース修正し、大鳥居駅へ。さらに左に折れ東に進むと、それってつまり環八なんだが、海老取川の橋を渡ればモノレール/京急の天空橋駅ーー天空橋っていってるのに駅は地下にあるけどーーに着く。そのまま環八を進めば、冒頭の写真の場所に着くわけです。
そういえば、鳥居の礎にはこんな可愛いものが置いてありましたw
では、いよいよ多摩川サイクリングロードに突入です。
今回、橋を渡るのが面倒だったためスタートからずっと右側、つまり左岸を遡りました。ちなみに荒川サイクリングロードは実際のところこんな感じです。
普段のホームコースである荒川CRと比べると遊歩道的性格が強い=狭い、且つ歩行者が多い。土地柄の違いなんですかね? 一方の荒川はというと多摩川と比べてみれば明らかに河川管理用道路って感じがします。あと何より、多摩川の方は未舗装路が多い。まあぶっちゃけ、ロード乗りが荒サイより少ないのはこれが理由の全てなんじゃねーの?と思えるほど、舗装路がブチブチ切れる。切れるとどうなるか? 多摩サイには砂利道いわゆるグラベルも多いが、土の道いわゆるダートも出てくる。んでもって、これは感覚あるいは俺の勉強不足かもしれないけど迂回路が少ないっつーかわかりにくい(´・ω・`) さあここでこの言葉が輝いてくるわけだw
ベタにiPhoneのCMからパクリましたが、コンチのシクロクロス35Cを履かせたウチのCXR號ちゃんなら、砂利だろうが土だろうが泥だろうがドンと来い超常現象! な〜んも気にせずグイグイ進んでいきます。水溜まりの泥ハネだって無問題。そのための"ASS SAVERS Extended"標準装備*2だぜ!!
ちなみに件の記事では、わざわざグラベル入る前に空気圧計使ってまでタイヤの空気圧を細かくチェックして圧を下げたりとかしてましたが、俺の場合はそのまんまです。ノーチェック&ハイプレッシャーw 空気圧計なんて小洒落たもんは持ってないし、何よりデブだからね!タイヤの空気圧下げてリム打ちするリスクの方がはるかに高いわヴォケ(pgr という話であります(苦笑) 結果、どこの道でも推奨空気圧の上限である6barを堅持したまま爆走です(`・ω・′)キリッ
実際、リアからちょっとでも抜重すると簡単に"ズリッ!"といくけど、グラベルはそこが楽しい。けっこうシビアな重心制御と、トルクかけてグイグイ踏んでいかないと進まない重さってヤツは、どうやっても舗装路じゃあ体験できない感覚。坂とも違うしね。その一方で、狭山湖裏と違ってカーブやアップダウンはほぼ無いのでとりあえず前に進めばいい=気楽だし(^_^;)
狛江市に入る頃にはシトシトと降り続いて身体にまとわりついてた小糠雨も完全に止み、晴れこそはしないが走るにほぼ支障ないコンディションに。愛車もオレもそれほど汚れてません。まあ、ダートばかりを選んでたわけじゃなく堤防上の舗装パートもけっこう走ってたし。ところで例の記事だとシングルトラックやらバイクおりて担いで渡る木の橋とかあったんだけど、そんなの見つけらんなかったぞ? アイツら何処走ったんだ? 右岸の方かな?? ルートを公開してくんないか……いや。やっぱいいや。わかっちゃったらつまんなくなる*3もんな(^_^;)
おや? どうしたiPhone!?
ところで、狛江市から調布市に入り、稲城市を過ぎて府中市は是政ーー競艇場とか西武多摩川線の終点がある地に差し掛かったころ、遅まきながら異変に気付いた。iPhoneのバッテリー残量が残り20%を切っている(°д°;;)ガーン え?どうして? モバイルバッテリは新調してからまだ3ヶ月経ってないよ? iPhoneだって例のバッテリ問題で年明けに交換したばっかやないかい。なんで充電繋いでるのにみるみるうちに減ってってんの!?(−_−#)
中河原付近でとりあえず一度サイクリングロードを出て、近くのコンビニに入り飯にしたんだが、そうしてる間にもバッテリはどんどん減って10%を下回る緊急事態に(汗 何が緊急って、CyclemeterとかRuntasticとかMapMyTrackとか、記録アプリが軒並み止まるじゃん? メールやらTwitterやらもできないじゃん? そりゃあヤバいでしょ。……ただ、走行ログだけはGARMINがあるんでなんとかなるっちゃなるんだけどね(^_^;) 何が起こったんだとあらためてiPhone、バッテリー、ケーブルと全部よく見直してみると……なんとなくわかってきた。犯人は、ケーブルだ。
再度コンビニに走り、売り場にあった適当な長さのLightningケーブルを即買い。挿してみるとーーおおっ! ものすごい速度でバッテリ残量が回復していくではありませんか!\(^o^)/ やっぱり原因はケーブルだったか。もともと使ってたのはELECOMの強靱さをウリにしてるヤツだったんだが、正直なところ主張するほど強くもないよね。
走って走って遂に…
府中市を越えると、あたりの景色が急速にのどかになりますねw 視界に占める緑色の増え方がハンパない。ちなみにここらは国立市とか立川市のあたりです。さらに進めば昭島市、JR五日市線のメチャ低い架橋の下をくぐったらそこはもう福生市。そろそろ終点が近いはず……なんだけど、疲れてきたしノドも渇いたんで一服するべえ、とココ↓で🚬休憩(^_^;)
Google マップ - 多摩川緑地福生柳山公園
実のところ本当に、そこからはいくらも距離ありませんでした。景色が"のどか"から"雄大"にみるみるうちにシフトし、川面の様相もなんとなく水深が浅くなって"渓流"感が強まってきたのがわかりーーん? 何か見えるぞ。
水門みたいなものが。さらに近寄り
じゃーん!\(^o^)/ やった。ついに到達したぞ羽村取水堰!! 多摩川サイクリングロード左岸走破の瞬間であります(`・ω・′)キリッ さあ、記念撮影だ。
目的を無事完遂したワタクシは、そこから奥多摩街道〜新青梅街道〜狭山・境緑道(=多摩湖自転車道)と経由してゆっくりチンタラと帰ったのでした。
走り終わってみて
あらためて、自分が走った経路をログで振り返ってみたんだが……実はたいしてグラベル走れてないよね!?(°д°;;) なんだかんだいって結局は舗装路を中心に走ってた気がする。まあ、途中から目的の半分: 多摩川CR走破ってだけが自分の中でピックアップされてた感があるので、これはある意味仕方ないのかもしれんね(^_^;)
ホントに、CANNONDALEの連中はどこをどう走ったんだろ? さっきは強がって要らねえとか嘯いてたけどやっぱ前言撤回。彼らの走行ログマジで欲しいわ。どこをどう通ったのか見てみたいもんだよ。
そしてさらにWikipedia記事を確認しての驚愕の事実。多摩川CR左岸は羽村取水堰で終点ではなく、僅かではあるがその先があった!?(°д°;;)ガーン うわーヘコむわあ。かなりヘコむ。取水堰から階段上って一般道に出てさらに進めるとか、そんなんわかるかよー(;´д`)
とりあえずこれで、私Euviccの多摩川CR再チャレンジは確定したわけであります。さすがに、もうちょっと涼しくなってからにすると思うけど。
ではまた!ヽ(^o^)