euvicc's sphere cycloalkanique

自転車とMETALとその他雑多な物欲記録。そして大病から生還し生き残り続ける奇跡の徒然など。

何故か四十手前にして自転車趣味に目覚めてしまったある男の記録...のようなもの。

ライドの記録、買い物記録、超私的レビューみたいな駄文を書き連ねます。

2021/10、急性大動脈解離(Stanford-A型)から奇跡の生還。

以降は予後のこととかも書いたりすると思います。

ケースがない? なら作ればいいじゃない(RideCase vs iPhoneX 復讐篇)

Euviccです。
先日こんなエントリを書きました。
euvicc.hatenablog.com
この時点でどうにか使えないことはないだったOmni RideCaseなわけだが、まあぶっちゃけもう1回走っただけで不便さにイラついてきたわけです。やっぱ無理だよ。シリコンバンド邪魔過ぎるよ💢 どうにかなんないのコレ!?
……そんなある時、本体をソフバンに下取りに出してしまい主不在となった"RideCase for iPhone6/6S"が、気がついたらこうなってましたw

ついカッとなってやった。後悔は、していない(`・ω・´)キリッ
斯くして「Project: 対応製品いつ出すかわかんねえTopeakなんか放っといてケース自作しちゃおうZe!!!」が発動したわけです。さてその成否や如何に!?

Part.1 構想・準備篇

つまるところ、ライドケースとそのマウントのキモはあのレール部分です。あの機構さえいただいてしまえばよい。
ただしレール部分はどうやったってRideCaseを使わなければならず、他社から互換品とかは一切出ていません。その辺はやはりGARMINマウントというデファクトスタンダードの力って強いよねえ(´・ω・`)
となると採るべき道はひとつ、それが冒頭の写真でして。今まで使ってた6s向けライドケースをバキバキっと切り刻み、レール部分だけにしてしまいました。エンジニアリングプラスチック製とのことだったが、ちょっと強めのハサミで簡単に切り離せましたヨ。あとはバリとかをカッターで削ればOK。

一方のケースの方はというと……正直迷った。ぶっちゃけ何でもいいといえばそれまでなんだが、まずだいいちに何をもってケースとレールを接合/固定するのか、その手段が全く思いついてなかったからなんですね。ネジ留めが確実そうな気がするけどケースの厚みが問題で、うっかりネジの先が突き出てしまったらiPhone本体に触れて背面を傷つけかねない。何てったってiPhone Xの背面はガラスだからね😓 ならば接着剤はどうか? なんか…ちゃんと接着されるのかどうか不安。ネジじゃなくてリベットならいけそうな気がする。あるいはケースを切削してそこにレール部品を嵌め込んだらどうだろう? しかしウチじゃ精密な穴開け/切削はできないし、工具もない(´・ω・`)
諦めていつものチャリ仲間であるAKI兄ぃに相談してみる。すると意外や意外、接着剤ってもんは結構強力なことが判明。エポキシ樹脂系の2液式のヤツを使うといいらしい。さらに数日後しれっと写真が届いた(いちおう掲載許可取得済)。

(°д°;;)エーッ!? できてる!! 兄さん手が早すぎる(°д°)ポカーン ふつうに売ってるケースに、使ったマウント部品は……あ、wahoo RFLKTのGARMINマウント用アダプタを切ったのか!!(@_@) すげー。すげーよ兄さん( ̄◇ ̄;)
とりあえずこれで方針は決まった。

  • エポキシ樹脂系接着剤(2液式)
  • リベットおよび関連工具
  • ケース

まずはこいつらを買ってこよう。話はそれからだ٩( 'ω' )و

向かいましたるは東急ハンズ。リベットは革工芸用の小さいヤツを使えばいいそうで、エポキシ樹脂系接着剤も近所の店にはたぶん置いてない。
池袋ハンズに着いたワタクシはエレベーターでいそいそと目的のフロアに上がり、品物を探したのでした。結果

ボンド MOS8 15gセット #04975

ボンド MOS8 15gセット #04975

接着剤は兄さんに教えてもらったものと同じコレをget。あとリベット(カシメ)は

このへんで*1。そしてケースは迷った挙句コレにしました。ポイントは色。ウチのCXRちゃんと同じ黒とオレンジってところがgoodです。

Part.2 作業着手〜完成篇

モノは揃ったがその後時間が取れずしばらくほったらかしになってたのだけど、11/23勤労感謝の日の夕方、ようやく作業に取り掛かりました。
まずライドケースのレール部、これをもう少しあちこち切って形を整える。ケースに当てて慎重に位置合わせのうえ、メンディングテープで一旦固定→油性マジックでケースに印をつける。次に取り出しましたるは例のエポキシ樹脂系接着剤。教わったとおりアルミホイルを敷いた平らなところでA液/B液を並べてにゅっと出しておく。そしておもむろに両液をヘラでぐりぐりぐりっと混ぜ、白く濁って粘ってきたそれをレールの裏側にべっちょり塗る。空洞部分にもしっかり充填するようたっぷりと塗りつけたうえで、ケースと接着! 位置がズレてないことを確認して素早くメンディングテープで軽く固定、さらにそこから大型洗濯バサミを何個か使って接着面を圧迫!
こうなりました↓

これが24時間ぐらいで完全に固着し

こうなるわけですね。溢れた接着剤がだいぶハミ出てるけど、触ってみると半乾きの木工用ボンドみたいな感触なのでカッターで削ぎ落とす。これで第一段階は完了です。

日曜日、兄さんのとこに連絡のうえ固着したケースを彼のお店/工房に持ち込む。兄ぃは職人さんゆえ工具もあれば工場もある。アリガタヤ。
ちょいちょいとノギスで厚みを測り、唸るドリル! そしてリベットをセットしポンチを当ててハンマーでガツン! 見事、5箇所に補強リベットが撃ち込まれたのです。

ひっくり返してみる。

接着剤のハミ出しがだいぶ残っててちょっと残念な感じだけど、そっちは俺自身がやった作業だから仕方がない😥 もう一度ひっくり返して、iPhoneの背面が当たるところにケースの付属品だった「衝撃吸収シート」なるものを切って貼る*2。で、iPhone本体をLock! on!! ……ソイヤッ!!!*3

じゃ〜〜ん!\(^o^)/ 見事!お見事でございます(`・ω・´)キリッ 従来使ってたケースよりもサイドの堅牢さが上がった感ありますね。サイドといえば新ケースの方がボタンの出っ張りがあるのでスリープボタンや音量上下ボタンも押し易くなった感があります。マナーモードスイッチもしっかり凹んでいるのでわかりやすい。
おっとそうだ。肝腎要、マウントへの装着を試してみねば。

Bianchi号のステムマウントへの装着。しっかり力を入れてグッと押し込み爪がカチッと食い込む……うむ、良い感じです♪ 安定感すごい。
いつもいつも助けてもらってありがとうございます>AKI兄さん このお礼はまたいずれ是非😉

Part.3 装着篇

斯くしてとうとう完成した"自作RideCase for iPhone X"、まずはCXR-χ⁺⁺たんに装着してみました。パイルダー・オン!!!

比較のために前回の日記でも載せたOmni RideCase使用時の写真を隣につけています(右側) 逆アングルからもいってみよう。

す……素晴らしい!! 超カコ(・∀・)イイ!! 完璧じゃないですかアナタ。クソ邪魔だったシリコンバンドよサヨウナラ♪ なんていうかもう、Topeakが本家対応版製品出すの待つ必要全くなくなってない? それぐらいイイカンジ。プロジェクトはほぼ完了……さあ次は運用テストだ!!٩( ᐛ )و

意気込んでみたはいいが、この時点でさすがに夜になっちまってたんでこの日はここまで。次の週末あたり是非実走して、使用感の変わり具合とか固着の安定度とか、その辺をレポートしてみたいと思います。できれば、悪路で試してみたいよね。ちょうどRacing QUATTRO CXも11速化が終わって戻ってきたところだし、次回のライドは久々に狭山湖グラベルでも行ってみようかな?
ではまた(=゚ω゚)ノ

*1:実はサイズを読み間違ってもう一種類デカいヤツも買っちゃったんだけど、そっちは未使用のまま工具棚行きになりました…

*2:本来は前面に貼るためのシートだったらしいけどまあそれはそれでw

*3:古くてすみません『仮面ライダー鎧武』ですw