euvicc's sphere cycloalkanique

自転車とMETALとその他雑多な物欲記録。そして大病から生還し生き残り続ける奇跡の徒然など。

何故か四十手前にして自転車趣味に目覚めてしまったある男の記録...のようなもの。

ライドの記録、買い物記録、超私的レビューみたいな駄文を書き連ねます。

2021/10、急性大動脈解離(Stanford-A型)から奇跡の生還。

以降は予後のこととかも書いたりすると思います。

まさかの初バーストと、久しぶりの多摩湖&狭山湖

日曜日。

前日、RFLKT+を初装着しての試走を終えた俺は、「よ〜し、次は高度計検証で峠行っちゃおうか!」なあんて、軽く考えてましたw
どうせ行くなら、去年行ったっきりだった山伏峠とかどうよ? ついでに、まだ未踏の正丸峠だって行ってみたいじゃないか。5時に起きて出発すれば、単独自走でも充分行けんじゃね?
……ということでルートを組み、夜10時には床に就いたワタクシだったのですが。
現実はこうだ。

7時ィ〜30分、烈車戦隊トッキュウジャーがァ発車いたしまァ〜す!!

おいちょっと待て。またかオレは!? また寝坊か!?!? いかんなあ。単独行で何が一番ユルくなるって、起床時間だ。どうしても自分に甘くなっちゃうのよね(^_^;)
この時点で、峠行きは諦める。しかし自転車には乗りたい。でも今日も荒川CRって何かピンとこない(´Д` )

……そうだ、狭山湖行こう。

何処ぞの鉄道会社の宣伝文句を剽窃しつつそう考えたワタクシは、早速準備にかかった。準備といっても単純。ホイールを交換するだけ。Zeroから、Quattro CXへ。
エアチェック。あ〜けっこう減ってるねェ。向こうに着くまでは舗装路だし、空気圧は高めにしとこうか。履かせてるタイヤはPanaracerのバスタークロス35C。太さ的にUCIルールから外れますが、カテゴリ外のワタクシが気にする必要はないw 空気圧のレンジは3.5bar〜6bar≒90psi。とりあえずその上限近辺まで空気を入れた後、鼻唄混じりでウェアに着替えはじめたのが『ハピネスチャージプリキュア』が終わる頃。だって、『トッキュウジャー』だけじゃなく『仮面ライダー鎧武』までキッチリ観ましたからね!w

そしてトラブル発生

事件は、ウェアに着替え終わりポーチに携行品を詰め込んで、何時ものサングラス*1を装着したその時、起きた。

キリ…

ん? 何この音?

キリキリキリッ……

なんすか、この異音。聞いたことないし、まず何処から出てるんだ?……って、バイクから出てるじゃねーか!
しかし、事態はより深刻だった。

キリキリ…キリキリキリ……

KABOOOOM!!!!
一瞬何が起こったのかわかりませんでした。耳はキーンってなるし。つまり、バーストです。それも何故かフロントが(°д°)ポカーン
耳鳴りしてる間の十数秒間、起こった出来事を理解できず呆然としていました。ナンデ? バーストナンデ!?
とりあえずフロントを外し、思い切り裂けたチューブを除く。そのついでに、タイヤの特にサイドに裂け目とか入ってないか、入念に調べる。結果: 異状なし。あれぇ?(°_°)
まさかのエア入れすぎか? でも規定圧は守ってたはずだぞ? チューブが劣化でもしてたか??
今更ながらに後悔ですが、バーストした直後の写真ぐらいは撮っておくべきだった。何か分かったかもしれないじゃないか。でもこの時「さ~これから出るぞ!」てなってたその瞬間だったんで、むしろ「やっべ予備のチューブ、どこにあったっけ?」だった次第です(^^;;;

ところが、だ。
使用頻度として明らかに少ない35Cタイヤ用チューブ、買い置きするのをすっかり忘れてました(°д°;;)ガーン パッケージを見るとみんな「18C〜28C」と書いてある。ウカツ!
違うんだ!今俺が欲しいのは「28C〜45C」対応のチューブの方なんだよッッッ(>_<)
パッケージから出した剥き身のチューブが一本見つかる。ちょっと細い気がするんだが、試すか? あ、これノーマルバルブじゃん。Quattro CXって一応リムハイト高め*2なんで、ロングバルブじゃないとポンプの口金がバルブに挿さってくれないのだよね。でも背に腹は替えられぬ。やってみるか。
……焦りが判断力を鈍らせてたのでしょうね(^_^;) そして、チューブを交換する手つきも、きっと普段より大幅にだったに違いない。新しいチューブを入れてビードをリムに嵌め、ポンプを動かしはじめて…破局まではあっという間だった。

キリキリ……キリキリキリキリ…

バアアアァァァン!!!!
(°д°;)ハァ!? またバーストだあ!??

ショックでしたw 普通一日に2回もバーストなんてやらんだろ(°д°;;) これが、まさかのアレか? 前厄ってヤツか?((((;゚Д゚))))))) この時点で、既に出かける気は全くもってなくなってましたね。モチベーションは底辺です。完全にww
そのまま今日はフテ寝するという選択肢もないではなかったが、さすがにそれは悔し過ぎる。仕方ない。チューブ買ってくるか! とりあえずレーパンだけ残してウェアを脱ぎ、レーパンの上に短パン履いて、上はTシャツ一枚で、もう一台の愛車Bianchi号を駆り近所の自転車屋へと出発。この時時計は見てなかったが、プリキュアは終わって次の『題名のない音楽会』になってたような気がしますw

10分ほどして一番近いあさひに着き、本日3回目の愕然。
まだ開いてない(°д°)ポカーン
実はここでようやく時計を見、そして納得した。そりゃ開いてねーよ。まだ10時前だもん(>_<) 諦めてさらにペダルを回し、他の店に行ってみるが、そこもダメ。ならばすぐ近くのホームセンターで…ってここも10時開店かよっ(−_−#)
こればかりはどうしようもない。紫煙くゆらし缶コーヒー飲んで、待ちましたよ。10:00まで。で、開店と同時に店内に吶喊w ダッシュでスポーツバイク用品コーナーに行き、チューブを……GET!!!

SCHWALBE(シュワルベ) 700×28/45C用チューブ 仏式ロングバルブ(60mm) 17SV-E.L

SCHWALBE(シュワルベ) 700×28/45C用チューブ 仏式ロングバルブ(60mm) 17SV-E.L

とりあえず対応品を見つけられたのはよかった。ちなみに、実際はこんな箱じゃなく簡易包装です。どのみち、予備用に持って行く分も包装は解いてラップで包んじゃいますし。1,170円×3=3,510円+Tax(!) 痛い出費death(>_<) 速攻帰って、チューブ装着。6bar弱の空気をポンプで食わせて、やっと準備が整った♪( ´▽`) ……時刻は11時まであと10分程度を残すのみでした_| ̄|○

今度こそ出発

今回から、往路は多摩湖自転車道*3を避けるようにしました。理由は単純。スピードが出せないからです。
こんなルートでした。

実際、新青梅街道をひたすら西進して久米川駅を過ぎ、西武多摩湖線をを越える手前まで行くと、多摩湖到着間近の緑道に出られる。幹線道なので30km/h巡航もまあ普通にできるし、距離的にも緑道使うより2kmほど短い。そんなわけで、お昼手前ぐらいには辿り着けました(・∀・)
西武園西のサンクス*4に着いた時がちょうど昼過ぎ。しっかりお昼ご飯を食べて、これからに備える。

いつも通り、途中で道をそれて西武球場前駅へ。そこからさらに進んで左に折れると、下った分を取り戻すためのような短い登り。登りきれば…狭山湖前の公園に到着だ。
ここまで、RFLKT+の調子は至極良好。高度も気温もしっかり測ってくれている模様。……って、30度!?(°д°;;) ど〜りで暑いと思ったわ(;´Д`A 心拍が落ち着くのを待って、いよいよガレ道に進入開始です。


ここから先は、特に書かなきゃいけないようなこともなくスムーズに進んだ。六道山公園到着までにとった小休止は2回。「うっらあああぁぁぁぁ!」とか叫びながら砂利道を漕いで登ってったおっさんは、間違いなくワタクシですw 何人かのトレッキング客と数組のMTBを除いて、ワタシの醜態を観た人はおらんはずや(^_^;)
とりあえず、心がけたのは登りは全力で。そして「あーもうダメだ(>_<)」ってなってからのプラスα。脚があるいは心拍が限界に達したと感じても、そこからホンのちょっとでいいから、さらにモガくこと。こんなことを言ってても、独りで行ってるからにはだいぶ甘めなのは否めない。が、六道山公園の展望台に着くのが体感的にエラい早かったし、前回よりかなりマシだったんじゃないかな。
ちなみに、通過点のタイムを調べたところ、入口からこの公園までのおよそ6kmを21分で走った模様。ホントはラップ機能をちゃんと使えばよかったんだが、まともに使えてなかったっぽいorz

六道山公園に着いたら、まずは水飲み台にいって頭っから水をかぶる。バッシャバシャにかぶって、顔も洗う。ウヒーサイコー\(^o^)/
……で、いつもなら携行食を食いながらまったりと一服、どころかタバコ3本ぐらいゆっくりと灰にしつつ休息するんだが、この日は違った。なんかやけに辺りが五月蝿い(´Д` )
それもそのはず。人が多い。それに前方のステージではなんかバンドらしき人たちが集まって、楽器の調整をしてて…あ。唄いだした(°д°)ポカーン
別にワタクシも素人ですが、音が聞こえた瞬間思った。これは、酷い(。-_-。)
バンドも歌い手も上手とはいえないが、何よりひどかったのはPAですかね。音はバリバリに割れちゃってるし、そのくせVo.の声はたいして通ってないし。何やってんの?

早々に退散しましたよ。マジ勘弁(−_−#)
再び愛車に跨り、公園の奥へ。トイレがあるので用を足したら、再びガレ道に突入。ここからは基本下り基調。今度はなるべくスピードを殺さぬよう、且つ、時々グリップを失いズリッといきそうになるので、ゆるくてもリアにトルクをかけ続けながら、全身の感覚を研ぎ澄ましてバランスをとる。
こんな風に書いてるとちょっとカッコイイけど、実際は距離たった3kmほどで、スピードは27〜28km/h程度しか出せておりません(^_^;) まあ一応、ハイキング客とすれ違ったりパスしたりの際には10km/h程度まで速度落としましたからね。そこはやっぱ気遣い重点で(^^)v 最後はアスファルト舗装に変わり、九十九折の坂を下って、車両通行止めのフェンスの隙間をくぐれば、無事走破でございます。

そこから先は少し上って再び多摩湖自転車道に合流。3km程度走って自転車道の鹿島休憩所にてあらためて補給。そこからまた3kmぐらいで、多摩湖…村山貯水池に戻ってまいりました。
f:id:Euvicc:20140526231734j:plain:w280
戻ってきてパチリ。本日のライドはこれで終了。あとはちんたら帰るだけです♪( ´▽`) 実際あとは特に何もなし。今度は終点(正確には起点)まで多摩湖自転車道をゆ〜っくり走り、おうちに帰りました。


それにしてもあらためて思ったのは、やはりオフロードは楽しいね〜ってことでしょうか。このルートは2年前からの走り初め(兼、初詣)ルートなので、大抵行くのは真冬なんだが、あったかくなってから行くのもだいぶ楽しい。
てゆうか今の自分が、以前より明らかに負荷を感じなくなっていることに驚いた。そうかこれがチーム練でついた力か。まさかこの道が物足りなくなるなんて思わなかったわ(^_^;) だったら、次回からは2周とかもいけるんではなかろうか? あるいは往復とか? プロファイル変わるから、逆回りもなかなか面白そうだよ? うん、まだまだ楽しめるんじゃないかな。

まだまだ、多摩湖/狭山湖は楽しめそうです。でも…他のトレイルも行ってみたいなあ。誰かいい情報、求む!

*1:無論、私のトレードマークである黒丸眼鏡だ

*2:たしか35mm

*3:狭山・境緑道ともいうらしい

*4:サイクリストにとってはメジャーな休憩場所らしい。バイクラックも勿論、ベンチだって完備なステキコンビニ